阪神タイガース38年ぶりに日本一に輝く
2023年11月5日、私が生まれる前から虎党だった父の命日に、奇しくも阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝いた。
38年前というと私はまだ20代。
ちょうど神戸や大阪のクラブ・ホテルでピアノを弾いていたのを、「もうやーめた!」と区切りをつけた年なのでよく覚えている。
そのときのことはちょっと下の記事にも書いた。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
1985年当時何を弾いていたかというと、まさに下の動画で弾いているような曲(2023年ストピで弾いたもの)。
ちなみに現在はピアノブームなので、クラブやラウンジでクラシックを弾くピアニストもいるのかもしれないが、当時はそんな人はいなかったように思う。
クラシックをリクエストする客もいなかったし。
しかし1985年、盛り場のピアノ弾きからきっぱり足を洗って以降、私とピアノはずっと疎遠になってしまう。
それと呼応するかのように(たまたまなのだが)、阪神タイガースの成績も低迷を続けることになる。
阪神タイガースと私のピアノとの相関関係
1986-1991年 阪神タイガース3位からどん底の5-6位時代
フランス・ロワール県のカトリック女子寮にいたので、暇があれば寮のピアノを弾いていたが音はヒドかった。
パリに出てからは週1回、シャンゼリゼ通りのレンタルスタジオで弾いていたが、技術的には後退する一方。
1992-1994年 阪神タイガースどん底からちょっと脱出
帰国してから職を求めて上京。
賃貸アパートに住んでいたのでローランドの電子ピアノ(77鍵)をたまに弾く程度。
1995-2001年 阪神タイガースの万年最下位時代
電子ピアノをヤマハの88鍵に買い替えたが、それでもあまり練習時間は増えなかった。
2002-2005年 阪神タイガースに光が射した時代
星野仙一監督、岡田彰布監督のおかげで2003年と2005年にリーグ優勝。
私も分譲マンションに引っ越したので、実家のピアノちゃんを呼び寄せ、週末ぐらいは弾くことを自分に課す。
2006-2022年 阪神タイガース、BクラスとAクラスを往復の時代
2019年頃、人気ドラマ「ダウントン・アビー」のテーマ曲を弾いている人をYouTubeで見てから、「私にも弾けるかも」と思いつく。
2020年、待望の退職を契機に、クラシックピアノのレッスンに通うことになる。
この年の暮れ、兵庫県南部山間地帯の戸建てに引っ越したため、ピアノに関する騒音懸念から解放されることになり、練習時間が増加。
2023年 阪神タイガース、リーグ優勝と日本一に輝く
私とピアノちゃんは1日も離れない大の仲良しになっている。
これからの38年はどうなるだろう?
こうみると、不思議に私がピアノを弾いている時代は阪神タイガースの成績も悪くないという気がする。
しかし勝負の世界はきびしい。
あの「名将」の誉高かった原辰徳監督でさえ、引責辞任に追い込まれるのだから、岡田監督に来季以降も同じ成績を期待するのは酷な気がする。
私は不甲斐ない虎でも好きなので、常勝しなくてもいいから、そこそこにやってくれたらいいと思う。
でも欲をいえば、次の日本一までにもう38年というのは、できればちょっと勘弁してほしい。
私はもう生きていないから。
そして私のピアノとの関係は、いまは「あれができない、これができない」と騒いでいるが、基本、のんびり・ゆっくり・焦らず、で行こうと思う。
さいわいこの世の中、平易な上、大人にしか弾けない味わい深い曲がたくさんあることだし。