アタマを切り替えてジャズピアノに集中
やっと今年のクラシックピアノの2大イベントが終わった。
私にとってクラシックピアノ2大イベントとは、バッハコンクールとピティナステップである。
残るはジャズピアノのクリスマスパーティー&発表会。
もうアタマを完全に切り替えて挑まなければならない。
ということできょうはジャズピアノのレッスンに行く前、クラシックのクも忘れて、課題曲の「Our day will come」(サンバ)と「Raincheck」(ゆっくりめのスィング)に集中しようとしたが・・・
あーいやだいやだ。
やっぱりゆっくりめのスィングというか、軽やかなイージースィングジャズというのが私はどうも苦手なのだ。
どうも間延びした感じで、だるそうに聞こえる。
やっぱりもっと速いほうが弾きやすいな。
ちなみにクラシックと違って、軽音楽では速く弾くことは無謀ではない、と私は思う。
だって自分のアタマのなかにあるメロディーを弾くわけだから、速く弾く分にはまた別のメロディーがあるはずなのだ。
まぁ、あくまで「はず」に過ぎないのだけれどね。
速いテンポのイントロをどうするか
クラシック風に言えば今まで♩=110 ぐらいで弾いていたのを♩=170 ぐらいに変更して、先生の前で弾こうとした。
ところが・・・
今まで弾いていたイントロでは全然、速いテンポで乗れないのだ。
途中でやめた私は
「すみません! イントロから変えます!」
先生は
「そうやな、そのイントロじゃあ、速いテンポにはならへんわな。
いっぺん『キンコンカン』でやってみて」
キンコンカン? そんなの初めて聞いた。
そこで弾いてくれた先生のイントロはこうである(実際にはもっと和音を重ねてキラキラのイメージだけれど)
「キンコンカン」はクリスマスソングのイメージで
それを聞いたとたん、私はすぐに「クリスマスソング」をイメージした。
「クリスマスソング」といっても今どきのではなくて、古き良きアメリカの、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ナット・キング・コールといったレジェンド的なボーカリストの持ち歌である。
家に帰って、このイントロでまず、「ジングルベル」を弾いてみた。
私の子ども時代には、多分いちばんポピュラーだった曲である。
うん、OKだね。
次は「サンタが町へやってくる」(Sata Claus is coming to town)はどうだろうか?
これもいけそうだ。
それじゃ、私がこの手の歌で一番好きな「ママがサンタにキッスした」(I saw Mommy kissing Santa Claus)ではどうだろうか?
そうだね、この曲にはベストなイントロとは言い難いが、使えないことはない。
ということは、楽し気でウキウキしたクリスマスソングは多かれ少なかれ、みな似たり寄ったりなのだろうか?
マイケル・ジャクソンが歌う「ママがサンタにキッスした」
「ママがサンタにキッスした」が一番好きな曲、と書いたがこれには中学生ぐらいのときの思い出がある。
その頃、学校で初めて英語を習い始めた私は(当時はみな中学校で英語を習い始めるというのが普通だった)、この歌詞を英語でよく読んでもわからなかった。
ついて日本語訳を読んでもよくわからなかった。
ママがキスをした相手のサンタクロースが実はパパだった、というオチがどうもわからなかったのである。
だって、日本じゃねえ・・・
いつごろから「あ、そうか!」とわかるようになったのだろうか。
そして数あるヴァージョンを聞いたが、やはりマイケル・ジャクソンの澄んだボーイソプラノの「I saw Mommy kissing Santa Claus」が今でも一番気に入っている。
それでは可愛らしいイラストといっしょに、どうぞお聴きください!