クイーン+アダム・ランバートが今年の紅白歌合戦に出場
あのイギリスのロックグループ、クイーン+アダム・ランバートが今年の紅白歌合戦に出場する、というニュースを聞いたのは11月の末頃だっただろうか?
いやぁびっくりしたね。
びっくりしたのは、私の中で、NHKとクイーンのイメージがあまりにもかけ離れたものだったから。
これについてはちょっとあとで書くとして。
びっくりした後、もう何年も見ていない紅白を見ようかな、という気になった。
私が紅白を見なくなった第一の理由は、自分の年齢が進むにつれて、知っている歌手や好きな歌手がいなくなったからである。
でもこれには個人差があるのかもしれない。
私より年配のかたでも、10-20代の歌手のファンという気持ちの若いかたがいるが、私にとってこれは驚異である。
私なんかもう確実に老化現象に侵されていて、いまどきのエンタメにさっぱり興味が持てず、信じられないと呆れられるのを承知で書くと、今年の紅白出場歌手で知っている歌手は紅組6人、白組5人しかいない。
そんなテレビ番組=紅白にあのクイーンがでるのだ!
はたして本当にステージにあがるのか?いやぁそりゃないだろう。
たぶん中継だとは思うが、それでも私にとっては革命的な夜になりそうだ。
あの頃、クイーンは一部のファンのものでしかなかった
クイーンがデビューしたのは1973年、来日したのは1975年とWikiに書いてある。
その頃、夫ちゃんの表現を借りれば、私は「ピチピチの女の子」だったということになるが(でもその頃はまだ出会っていない)、クイーンはごく一部のファンにしか知られていなかったし、私もまったく注目していなかった。
その当時のことが以下の記事に書いてある。
しかし「ミーハー」といっても今のかたにわかるのだろうか?
なかなか説明が難しい用語なのだが。
ではミーハーでなく、当時でいう歌謡曲ファンでもない人は、どういう歌手やグループの音楽を聴いていたのだろう?
私が思うにはまず、カーペンターズ、アバ、オリビア・ニュートンジョン、イーグルス、エアロスミス、ベイシティローラーズなどなど、だったと思う。
特にカーペンターズ、アバ、オリビア・ニュートンジョンなどはNHKのイメージにぴったりだったような?
清潔そうで上品そうで、ソフトで品行方正で・・・
こういっちゃなんだが、クイーンはまるで反対のイメージだった。
ワイルド、退廃的、アウトサイダー?
いつごろからクイーンは誰からも愛されるロックグループになったのだろう?
それとも世の中が変わったのだろうか?
映画「ボヘミアン・ラプソディ」がクイーンのイメージを変えた
クイーンに対する偏見(?)が一掃されたのは、2018年の映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開され、大ヒットしたことが大きな要因ではないか、と思う。
この頃から、私のような年代のファンについて「先見の明があった」といわれることがあったが、私は好きな曲が数曲あるものの、クイーンはビジュアル的に好みでないので、ファンとは言えない。残念。
結局、私に先見の明などまったくなかったのである。
また、確かに世の中も変わった。
いまどき、同性愛やエイズと言われても、たいがいの人々は動じなくなったのである。
「We are the Champions」と阪神タイガースは見果てぬ夢
さて愉しみなのは、彼らが紅白でどの歌を歌うのか、だ。
巷の候補にあがっているのは、「ボヘミアン・ラプソディー」「We will Rock you」「We are the Champions」「Some boday to love」「手をとりあって」というところらしい。
「ボヘミアン・ラプソディー」はイントロのピアノの部分からして胸キュンとなるが、紅白では長すぎるだろう。
それに「Mama , just killed a man」なんて歌詞はNHKで許されるのか?
過去の紅白では、歌詞の改変を余儀なくされた歌もあったようだけど。
また「We will Rock you」だったら、故エリザベス女王の在位70周年記念ビデオみたいだし。
私の希望は(誰も聞いてはいないが)、中継で「We are the Champions」が流され、実際のステージではユニホーム姿の阪神タイガースの選手たちが登場することなのだ。
これ、100%実現しないよね!
それではフレディ・マーキュリーの「We are the Champions」をもう一度!