バッハ パルティータ1番はもう半年やっている?
今レッスンでみてもらっているバッハ パルティータ1番プレリュード、アルマンドはもう何か月ぐらい弾いているのか?
正解を知りたくて、めったに読み返さないこのブログの過去記事を、ざざっとスクロールしてみたら、だんだん憂鬱になってきた。
だから過去を思い出すのはイヤなのだ。
ひょっとして5-6月ぐらいから始めたのか?
ということはほぼ半年は毎日弾いているわけだから、そら私がいくら覚えが悪くても覚えるわ~
今のところ、家で弾いているぶんにはプレリュード、アルマンドも譜面を見ずに弾ける。だってたった合計4ページだもんねぇ。
でもそれと、コンクールで暗譜で弾けるか、というのはまったく別問題なのだ、私にとっては。
ホールでは楽譜の見え方がふだんと違う
先日のレッスンでは、先生から
「それではプレリュードとアルマンドを続けて弾いてください。
ところでコンクールでは暗譜で弾きます?」
続けて弾く、というご指示にもちょっと慌てたが、「暗譜」というお言葉にも私は過剰(?)反応してしまった。
「先生、私がエントリーしているカテゴリーでは『視奏可』なんです。
ですから楽譜を見て弾いても減点にはならないんで・・・
でもホールでいざ、楽譜を目の前にすると、楽譜の見え方が普段と違うので、すごく動揺するんです。
ほら、ライトがあたったり、逆にちょっと暗かったりで・・・
こんなに動揺するんなら最初から暗譜でいったほうがいいかな?と」
そう、あれは4月のピティナステップのときだった。
ほとんど完璧に覚えているドビュッシーの「パスピエ」の譜面をホールの譜面台においたとたん、譜面から後光が射しているように光ったのである。
やぁ、びっくりしたわぁ。
おかげで冒頭の左手スタッカートは散々な出来であった。
先生は「わかります、わかります」というように何度も頷いて、新たな提案をされた。
暗譜で弾くのは失敗してもいいステージで
大人になってからステージで暗譜で弾いたことがないというのなら、コンクールで暗譜で弾くというのはハードルが高すぎる。
「おまけにバッハでしょ。一音ずれただけで大変なことになります。
ですからコンクールでは見て弾きましょう!
その代わりに、ピティナステップとか発表会とか、失敗してもどうってことないステージでは暗譜でやってみましょうよ!
もし、どこを弾いているのかわからなくなったら、私が楽譜をもってしずしずとステージにあがりますから」
記憶力減退という老化現象に歯止めをかけたい
先生の提案に、私は一も二もなく賛成したが、家に帰ってよく考えてみるとやはりひっかるものがあった。
というのは、完全に覚えたと思ってもいざとなるとアタマが真っ白になる、というのは年齢からくるものではないか、と思うからである。
確かに年齢があがると記憶力が減退するというのは、もはや定説となって、これは逃れられない運命なのか?
いや、ひょっとして鍛えれば老化も進行が食い止められるのかもしれない?
というわけでイタリア仕込みのピアニスト、HARUNAさんの暗譜に関する下記の動画をみたのだが・・・
HARUNAさんおすすめの暗譜術
HARUNAさんによると、効率よく暗譜するには以下の練習方法がおすすめとのことだ。
- 譜読みの段階から暗譜を心掛ける:できたら譜読みの段階から先生に見てもらうのがよい(え?そうなん?でも譜読みってひとりでできるし、それにレッスン料を払うのも、もったいない気がするけど)
- 和音、ハーモニーを把握すること(あ、これは私、コード名を書いて覚えたりしてる。ジャズをやっているものの強味かもしれない)
- 問題点を把握する:手のポジションでつまずくのか、指使いでつまずくのか?(そういえば私、しょっちゅう指使いを替えるんですね、これってよくないのかも・・・)
この動画、タメになるなぁと思いながら見ていたら、何と最後のほうでどんでん返しが!
15:31「バッハについてはそもそも暗譜で弾くことを想定していなので、気にしなくて大丈夫です」
これ、最初にいってほしかった!!