連ドラのようなクラシックピアノレッスンの展開
まるで連ドラのようになってしまったが、これまでの経緯を簡単に書くと、
年末に予定されていたクラシックピアノのレッスンが先生の都合でドタキャンされた。
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次のレッスンについて、先生からの連絡を待っていたが何もこないので、単発レッスンのレッスンを探した
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さらに他の先生の体験レッスンの申し込みをした
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体験レッスンの申し込みをしたあとで、先生から「レッスンを再開します」との連絡があった。
なんかこういう風に書けば、すべては私の早とちりだったみたいに聞こえるなぁ。
私はもっと、どん!と大きく構えて、「いつでもええよ!」という気持ちだったらよかったのかもしれない。
でもねぇ。最初は月2回の固定レッスンで、ということで入会したのだよ。
それなのに、なし崩し的に、先生の都合のその都度レッスンになり、次のレッスンの連絡もない、というのはやっぱり私の性格には合わないようだ。
ウソも方便というけれど
で、先生から連絡があり、私がシッポを振るように、
「ハイ、次のレッスンはいつでしょうか?」
と聞いたか、というとNon, Non, Non。
私はすっかり戦意消失というか、先生に会いたくなくなり、テキトーなハナシをでっち上げた。
つまり、「仕事がみつかったので、レッスンに伺える日時が今のところ、確定しない。はっきりしたことがわかれば連絡します」
とLINEを送ったのだ。
ちなみに私は4年前に退職した折、やっと刑期が終わった、と胸をなでおろした。
なのでいくら老後資金のため、ふたたび宮仕えをする気はさらさらないのである。
そうだ、私はウソをついたのだ!
でも私は先生と口論で戦う気はまったくないので、この件をまるく納めたかったのだ。
それには「仕事」というのが最適の口実ではないか?
私たち日本人のあいだでは、「仕事」というとたいていのことは許されると思う。
それがどんな仕事であれ、この世を生き抜くための糧を得るための活動をしているひとなら、一目を置かれるようだ。
そもそも、固定希望だったレッスンがその都度レッスンになったのは、私が無職=ヒマ=レッスンはいつでもOK、と思われたからだと思う。
これからは無職であることは秘密
だから私はこれからは、無職であることは誰にも言わない。
新しくレッスンを受ける先生には、
「仕事をしていますので、毎日が忙しく、あらかじめ予定がはっきりしていないと、レッスンにはこられない」
とはっきり、言うつもりである。
それで、「お仕事はどんなお仕事ですか?」とはあまり聞かれないと思う。
仕事内容と学歴(出身校)は、人は思うほど質問しないものだ。
問われたとしても、「いや、大したことではありませんが」とか、「毎日ではありませんので」とか「在宅ワークなので」とかぼかしていうことができると思う。
夫ちゃんにいわせると、こういうところが日本社会のはっきりさせずにすむ、いいところだそうだ。
「フランスだと、ある程度明確に説明しなければならない」
と彼は言う。
「いい人」と思われたかった私
あと問題は過払いのレッスン代をどう言って返金してもらうか、だ。
そもそも先生は、私の側の過払いとは認識していないかもしれない。
だって謝礼は現金で支払うものの、彼女は領収書を発行しないからだ。
しばらくたってからハンコを押した「月謝袋」が返ってくるけど、現金の授受はその場で領収書を発行しないと、「払った」「もらっていない」のトラブルの元となる。
これも以前から気になっていたが、カドが立つようで何も言わなかったのだ。
いかんなぁ~
そんなに「いい人」と思われたかったのか、私は!
次のレッスンでは、教え方やピアノの腕よりも、こういうことにならない先生を探そうと思う。