バッハ フランス組曲2番アルマンドで足踏み
バッハ フランス組曲2番アルマンドはこれまで計4回レッスンしてもらっているが、いまだに合格していない。
自分でいうのもなんだが、これはすでに1回目のレッスンで、「もうできあがっているな」と感じていたのである。
それが次から次へとダメ出しが続き、その理由は
- 右手が2声であるべきなのに、1声にしか聞こえない
- フレーズごとのブレス(息継ぎ)が充分でない
- 左手のバスの裏拍を小指でひくと、ドスンと音が強すぎる
とまぁ、実にいろいろなのだ。
自分でもアタマではわかっているのだが、なかなか改善できない。
ところが、先日は先生に右手部分、あるいは左手部分、私はその反対というふうにいっしょに合わせてもらうと、難点は克服できた。
つまり聖徳太子は7人の声を聴くことができた(8-10人説あり)というが、私は1人の声しか聴こえないのだ。
さあ、困った。これをどう改善すべきか?
アンサンブルのお相手はiPhone
そこでまた再びトライしてみたのが、iPhoneに助けてもらう、という方法だ。
つまり自分の右手(左手)をiPhoneのボイスメモなり、ビデオで録画しておき、あとでそれにあわせて左手(右手)を練習するというもの。
ところでiPhoneのボイスメモとビデオとではどちらの音がマシなのか?
ググってみると、どちらも音質は変わらないそうである。
私はこれまでなんとなく、ではあるがビデオのほうがマシだと思っていた。
これはやっぱり、自分が一生懸命指を動かしている映像に騙されるのだな。
「なんか必死でやっている」のをみて、自己陶酔に近い評価をしてしまうのだと思う。
ところがボイスメモで「音」だけを聴くと、
「わぁ~ 下手クソ! もう聴いてられへん!」
となるのだ。
ボイスメモの音質を向上させる方法
自分の音だけを改善するのに、なにも毎回ビデオ撮りをする必要はなく、ここはボイスメモで充分だろう。
ところでそのボイスメモの音質を向上させる方法があることを、下記のサイトに教えていただいた。
これは全然知らなかった。
何でも調べてみるものだね。
その方法とは
- ロスレス圧縮に変更する:「設定」➡「ボイスメモ」から「オーディオ品質」で変更可能。
- マイクの位置を確認し、マイクを音源の方向に向けること
- なるべく大きな音で録音すること。
- ノイズ除去をすること
iPhoneのポータブルアンプ1万円は安いのか?
これらの方法をやるとさすがに音質は前より良くなった。
気のせいか、自分の演奏も少しは聞きやすくなったような気さえする。
しかしいかんせん、音量を最大にしてもアンサンブルのお相手にしては音が小さい。
物足りない。
イライラする。
私がいろいろやっているのをみた夫ちゃんが、
「それはアンプがないとダメだよ」
と言う。
アンプ? 暗譜じゃないよね?
アンプとは昔から聞きなれたオーディオ用語であるが、詳しくは何を指すのか私にはさっぱりわかっていない。
わかっていないが、とりあえず「iPhone」と「アンプ」で検索してみると、「スマホに挿したらすぐハイレゾ」と謳っているポータブルアンプとやらが1万円以下!とある。
ほう、世の中の人の1万円は、まるで私の1000円ぐらいのようである。
興味はそそられたが、本当に私が想定する音量にまでなるのかどうか、確信が持てないのに1万円を払う気にはなれない。
それでどうしたかって?
今のところ、録音したiPhoneを片耳にあてながら、それにあわせて片手ずつ弾いているよ!