昼過ぎから雪が降りだした
きょう午前中は風は強かったが、すばらしく光に溢れたいい天気だった。
「これは散歩びよりだぁ~」
と思いながらクラシック中心にピアノを弾いていると、昼前ぐらいから雪が降りだした。
「『雪が降ってきた~ ほんの少しだけれど』という歌があったなぁ~」
と思い出し、YouTubeで検索し、それは「白い想い出」だったことがわかる。
それで、その昔懐かしい「白い想い出」をピアノで弾いてみようと思い立ったのだが、実際の雪のほうが、「ほんの少し」ではすまない雰囲気で降り出したのだ。
いつもは庭の向こうに、六甲山の連山の一部の緑が見えるのだが、きょうはすっかり雪景色になっている。
まるで冬が、
「ワシはまだまだ元気やで~ まだここにおるからなぁ、わかってるか!」
と叫びたげである。
なごり雪のコード譜を見つけた
こういう「老いてますます盛ん」みたいな雪のことを、正式な言い方ではどういうのだろう?
ピアノの練習を中断してパソコンで調べてみたが、「春雪」「淡雪」みたいに上品なものしか見当たらない。
これに比べると「なごり雪」のほうがまだよさそうである。
ここで、
「そうや! 『なごり雪』を弾いてみようっと!」
と思い立ち、約40年前以上につくったコード譜のバインダーを探し出した。
あの頃はネットも「ぷりんと楽譜」もなかったから、自分で採譜するしかなく、コードも間違いだらけだと思うのだが、そんなの使えるのか?
ほぼ40年ぶりに、ざっと弾いてみたけど、E♭°とあるところはB7であるべきだね。
なんで当時はE♭°だと思ったのだろう?
そして肝心のメロディーは大丈夫なのだろうか?
伊勢正三さんのもう一つのビッグヒットについて
「なごり雪」は1970年代、イルカさんの歌唱で大ヒットしたが、もとはと言えば、伊勢正三さんの作詞作曲である。
「なごり雪」のほかでは、「22歳の別れ」というのが大ヒットしている。
が、私は「22歳の別れ」があまり好きではない。
歌としてはいい歌なのかもしれないが、歌詞が気に入らないのだ。
私の年代のかたならご存じかと思うが、「22歳の別れ」は、22歳である「私」が、17歳からつきあっていた彼氏と別れて、未練たらたらながら別の男と結婚するので、ごめんなさいね、という歌である。
「なんで22歳で結婚せなあかんねん!
あまりにも時代錯誤やわ! 童謡の『15でねえやは嫁に行き』と変わらへん!」
と聞くたびに腹立たしく思っていた。
だって今から40年前でも、22歳で結婚するのはちょっと早すぎたと思う。
今ならどうだろう? 32歳でもいいと思うのだが、未練たらたらであれば、それはどうにも気に食わない。
【演奏動画】耳コピなごり雪
「22歳の別れ」に比べると「なごり雪」はずっと気に入っているし、約40年ぶりに弾いて見て楽しかった。
外は雪。
でもおうちのなかは暖かい。
弾いていると春はもうすぐそこまで来ていて、私までもが「去年よりきれいになった」(そんなことあるわけないっしょ!)気がしたので、ウチのアップライトピアノで動画はアップしないつもりだったが、ちょっとした余興のつもりで・・・