「晴れた日に永遠が見える」を弾いた日は雨
アンサブル練習会は当然、屋内でやるわけだから、晴れていようと雨であろうとまったく関係がない。
しかしこの日、私は今年にはいってからまるまる3か月、練習を重ねた(?)「On a Clear Day / 晴れた日に永遠が見える」をアンサンブルで弾くのだ。
からっと晴れてほしかったなぁ。
なのに「神戸は~大阪は~ きょうも雨だった♪」
という残念な天気。
家を出る前、1時間弱練習したが、初見はもう諦めの境地だった。
いまさらじたばたしてもどうなるわけでもなし、いざ、というときにピカッと自分のアタマがひらめくのを期待するしかない。
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36小節という変わり種に手こずった
この曲は前々からとても好きな曲だったが、いざやってみると、今までに気がつかなかった難しさに遭遇した。
だいたい、ジャズのスタンダード曲は32小節というパターンがいちばん多いかと思うが、この「On a clear day you can see forever」は36小節という変わり種である。
なおかつ、ボーカルが気持ちよさそうに、you can see forever, and ever and ever
と繰り返し歌う部分が私たち楽器部門にはアドリブがしにくいため、アドリブソロのときにはここの2小節を省くことが多い(そうだ)。
レッスン中、師からは何回も、
「ここ、アドリブしにくいやろ、そやからアドリブでまわすときは弾かんでええねん。」
と言われていた。
それなのになぜか、私は弾かねばならないテーマのときにすっ飛ばし、弾かなくていいアドリブのときはなにかしらを弾いてしまうのだ。
しまいに私は、
「私、ここのコード好きだから、全コーラスでここを弾かせてください」
とお願いして、黒本の譜面通りでいくことになった。
余計な遠慮は失敗のもと
さて当日。
黒本の譜面コピーをベース氏、ドラム氏に渡すとき、
「お願いします!」
と深々とアタマを下げただけで、私は曲についてはなにも言わなかった。
ところが師は、
「あかん、あかん、説明がいるわ!」
と私たちに割って入った。
そして
「これな、もう全部譜面どおりでやって、これの通りや」
と両氏に指示した。
私にしたら、プロのミュージシャンのかたに私ごときが指示するのはおこがましい、身の程知らず、と思ったため、何も言わなかったのである。
でもこれではあかんねんね。
あやうくコミュニーケーション不足で失敗のもとになるところだった。
【演奏動画】「On a Clear Day / 晴れた日に永遠が見える」
さて本番。
自分としては「まあまあ」の出来だったと思う。
しかし師からのコメントでは「迫力はあった」だけだった・・・
ということはなにかしらが、あかんかったのだろう。
次回のレッスンでは、辛口批評を謹んで承ることにしよう。
あ~~ 何を言われることやら・・・