夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

ピアニスト批評で終わったレッスン

 

 

レッスンの出来はどうだったのか?

きょうのクラシックピアノのレッスン、できはそんなに悪くなかった。

みてもらったのはバッハシンフォニア1番とギロックのワルツ・エチュード

どちらもきょう初めてみてもらうのだから、合格点がいただけるとは最初から

思っていなかったし、まあこんなものだろう。

しかし私は、ピアノ以外のことで深く恥じ入ることをやらかしてしまったのだ。

調子にのりすぎて、先生にジャズピアノの録音を聞いてもらう

先生にジャズピアノを習っているのがばれたのは、風薫る5月。

そのとき、先生は優しく、「いつか、ねむいさんのジャズピアノを聴かせて

ほしいわ」とおっしゃった(社交辞令99%)。

そのとき、私は大人の対応で、「いつか、先生に聴いてもらえるように、

がんばります。」とだけ答えておいた。

録音を聴いたときの先生の反応

きょうは、なぜか私のレッスンの後の人が欠席なのか、遅刻なのか、時間を

過ぎても現れなかった。これは非常にめずらしいことだ。いつもは次の生徒さんが

レッスン中に現れるので、先生と雑談すらほとんどしたことがなかった。

そこで、ふだんからじつは先生と仲良くなりたいという下心をもっていた私は

先生が、「最近、ジャズピアノのほうはどう?」と声をかけてくれたのを、

チャンスとばかりに、スマホをとりだし、先日のジャズピアノアンサンブル会の

録音をお聞かせしてしまった。

先生 「えーーーー! これ、ねむいさんが本当に弾いているの?

    アドリブも自分の? すごーい! 上手じゃない!」

この反応に、私はやっぱり一瞬ではあるが、ドヤ顔をしてしまったと思う。

恥ずかしい。

つくづく自分がイヤになってしまう。

でもこれからもう、おしゃべりの舌がとまらない。

ピアニスト批評

先生  「このごろは、クラシックピアニストでもジャズを弾く人が多いですよ」

ゆめこ 「そうですね。でも、スミノさん(角野隼人氏)以外のかたは、

     なんかジャズのノリではないような・・・」

    (わ、こんなことをいってしまっていいのか?)

あら、そうなの?と先生不思議顔。

ゆめこ 「ジャズのひとも、たとえば上原ひろみさんは、バッハは今も弾きます、

     というのを聞いたことがあります。」

ここで先生、お口をちょっととがらせて、

先生  「そりゃ、NHKのピアノ番組にでるぐらいですものね。

     でも、あの解釈はちょっと自由すぎてどうかと思うわ。」

ゆめこ 「えっ、そうなんですか?」

 

先生がおっしゃっているのは、世界的ジャズピアニスト、上原ひろみさんが、

15歳のとき、NHK趣味百科「ピアノで名曲を」でヴェーラ・ゴルノスターエヴァ

講師のもと、生徒役で出演したときの演奏だ。私はテキストだけもっている。

(もちろん、テキストを買ったとき、上原さんの今日の姿は想像だにしなかった)

いまは便利なことに、YouTubeでみることができる。

 

www.youtube.com

結局、次のレッスンのかたは現れなかった。私は先生と雑談できたプチ喜びも

そこそこに、ドヤ顔をしたであろう自分を深く恥じながら、先生宅をあとに

したのだった。