左手を改善するには何をすべきか
きのうのブログ記事で、どうしても左手がうまく動かないことを書いた。この左手問題は、左手がむずかしいパスピエの譜読みを始めたころから、気がついていて、なんとかならんかなぁー、と思っていた。
そこで、前回のレッスンの折に、先生に、「やっぱりツェルニーとかをやったほうがいいのでしょうか?」と聞いてみた。
「ツェルニーねぇ。左手のための曲があまりないでしょう? ツェルニーはそれが問題だわねぇ。 あの時代の左手って、やっぱり左手は伴奏のためにあったみたいでしょう?」とおっしゃった。
そこで、私。わが意を得たり、とばかりに、「先生、私、『ツェルニーの左手のための練習曲』をもっているんです!」
「ツェルニーの左手のための練習曲」を買っていた
そうだった。ほとんど忘れていたが、その練習曲の裏表紙に、私の字で、「2021年5月14日 ヤマハ神戸店にて購入」と書いてある。
なんで買ったのだろう。多分、この当時も左手がうまくいかないことに危機感を抱いていたのだろう。でも、どの曲でうまくいかなかったのか、この曲集で何を目指したのかさっぱり覚えていない。
そうそう、なんでもかんでもすぐに忘れてしまうので、忘れてもあとで探せるように、ということでこのブログも始めたのだった。
そして、実際に弾いてみたのは最初の1,2番で、すぐに投げ出してしまったことは今の左手の動きから見てもわかる。
スケールとアルペジオがマストみたい
先生宅には、本棚いっぱいの楽譜があるが、それでも「ツェルニーの左手のための練習曲」はなかった。
ということは、生徒さんのなかで、この曲集をやっているひとはいないのだな。それで、私は自分の家から楽譜をもってきて(薄いので重くなくてよかった)先生にどれをやったら効果的か、のアドバイスをいただいた。
先生、楽譜をパラパラめくりながら、「1番、なかなかいいわね。3番、このアルペジオなんかいいんじゃない? 11番、これいい、13番みたいな半音あがったりさがったりはいらないわね。18番、これいいわ、本当にいいわ」
という具合で、総合すると、スケールとアルペジオが出てくるものほとんど効果的ということになる。
細々とやるのが肝心
先生が締めとしておっしゃったのは、「これを細々とやるといいかもしれないわね」
そうか、細々なんだ。いつまでに曲集を終わらせる、とか毎日30分は必ずやる、という縛りをいれると必ず挫折するからね。
さてこの3か月ほどまったく練習曲をやらずに、レッスンの課題曲、気分転換のためのポップス弾きばかりやっていたが、それも終わりに近づいたようだ。ひょっとして、夏休みは終わりかも?の気分なのだ。