みなさんショパンが大好きなようだ
このブログをはじめてから思うことのひとつに、「みなさん、本当にショパンが好きなんだぁ」ということがある。
私自身、ピアノレッスンを再開してから弾いたショパンの曲は「即興曲 第1番 Op.29 変イ長調」のみであるせいか、このブログにはショパンの記事は2つしかない。
なのに、この2つの記事は明らかにジャズ関連やドビュッシーについての記事より圧倒的にアクセスが多いのだ。
しかも、そのうちのひとつは、ショパンの名前を使ったポップスの曲が昔、流行りました、というだけの記事でタイトルに魅かれてアクセスされたかたは大いにがっかりされたことだろう。ごめんなさいね。だます気はなかったんですけど・・・
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
プレリュードに挑戦することを思いついた
ところで今現在、私はショパンが好きかどうかというと、それは微妙。子どものときのレッスンで主にワルツ、独学(楽)時代にノクターンを集中的に弾いたせい? それとも世間があまりにショパンコンクールで騒ぐから?理由は自分でもはっきりしないのだが、いささか食傷気味なのだ。
でも記事を読んでくださるかたがいらっしゃるなら、お客様がいらっしゃるなら、ということで私もちょっとはショパンをやってみようか、と思い立った。
それで思いついたのが、各曲が短いプレリュードである。
「プレリュードなら弾ける曲があるかもしれない!」
サンドのデッサンにつられてパデレフスキ版を買う
思い立ったらすぐ走り出す性格のせいで、すぐジュンク堂の楽譜売り場に立ち寄ってみたが、プレリュードについては、パデレフスキ版と音楽之友社しか見当たらなかった。
「たしか、全音もあるよね~~、じゃぁヤマハまで行って全音、パデレフスキ、音楽之友社の3つを比較してから買うべき。」と理性はささやいたのだが、パデレフスキ版にジュルジュ・サンドが描いたショパンの肖像画、そしてショパンの自筆楽譜の一部が挿入されているのをみて、「おお、これは絶対に買いだ!」と、決めてしまった。
たしか値段は音楽之友社より数百円高い2,100円(税抜)だったけど、いちいちみみっちいことはいってられない。
7番、12小節目の和音でくじけそうになる
さて買う前から、これなら弾けるだろうと、甘い見通しをたてていたのが、7番イ長調Op.28-7、かの太田胃散のCMに使われた曲である。
たかだか16小節しかない短い曲なのだが12小節目の和音には参った。とてもじゃないが、左手も右手も届かない。
いろいろなピアニストの演奏を探してみると、みなさんアルペジオにしているようなので、それでいっか~~と思っていたのだが、ユーチューバーのカナカナさんの動画を見て驚いた。
これ、とどいているよね? 右手は親指で#ラと#ドを同時に押さえているよね!
カナカナさんのよく伸びる手がうらやましい
たしか、カナカナさんは別の動画で、「私の手は大きくないけれど、よく伸びるのです」と言っておられたように思う。
ストレッチで伸びるようなら試してみたい気もするが、どうせ関節が痛くなって再起不能になりそうな予感がする。やっぱりアルペジオでがまんしようっと。