夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

バッハコンクールではドレスで難しい曲を弾くのがオススメ

それでもコンクールに参加してよかった

12月4日(日)、私にとって人生初めてとなるピアノコンクールであるバッハコンクール神戸大会に一般Aで参加した。

何事も経験なので、結果はどうあれ、参加してよかったと思っている。

なぜなら、もしコンクールの参加がなければ、バッハでなくとも、他の作曲家の曲であっても、細部にわたって神経を使って曲を仕上げることはなかっただろう、と思われるからだ。

しかし、もしこれから書くことが最初からわかっていたら、参加を決めていたかどうか疑問なのだ。

これは私の事前調査不足からきているものだから、まさに自業自得、誰のせいでもない自己責任なのだよ、わかってるかい私?

参加者の曲目はみな難易度が高い

今回、一般Aでの参加者は私を含めて7人。

曲目はシンフォニアを選んだのが私を含めて2人。あとの5名はパルティー1名、平均律は4名という内訳だった。

パルティータや平均律を選ばれた方は、当然普段のレッスンでシンフォニアを終えられた方なのだろう。だから最初から私のレベルとは比較にならない。

参考のため、中学生、高校生、大学生のプログラムも目を通してみたが、中学生ではインヴェンションが多数、高校生でシンフォニア平均律が半々、大学生では平均律とフーガ、パルティータの選曲がほぼ同比率となっていた。

つまり、みなさん相当レベルが高いことがわかってしまったのだ!

私のように、「シンフォニアをえっちらおっちらやっています」のレベルでは講評をいただけるだけありがたいと思わないといけないんだね、ハァー疲れた・・・

最低ワンピースにパンプスを用意すべきだった

演奏時の服装については、アタマの隅をよぎることはあっても、「まあ、発表会やないからええんとちゃう?」とスルーしていた私がバカだった。

12月なので、みなさん会場までいらっしゃるときはコート姿だったが、「控室の用意はございません」という参加の注意事項があったにもかかわらず、たぶんトイレで、優雅なドレスにお着換えをされていた。

高校生?ぐらいが一番華やかだったかなぁ。ゴージャズなロングドレスヘアアクセサリーもばっちり、コートを羽織っているものの、寒いだろうにロビーでは楽しそうにお友達同士でおしゃべりをしている。

そして小さいお子ちゃまもみな可愛らしいこと!みんなピンクや白のドレスに身を包んで、すてきな髪型はママがしてくださったのかしら?

それに比べると私のような一般は、総じて地味で、黒っぽいミディ丈のワンピースが主流だったかな?いずれにしても、私のようにセーターにパンツ、スニーカーのひとはほかにいなかった(泣)正直、舞台袖で待っているときが一番恥ずかしかった(汗)

肝心の演奏は?

それで肝心の演奏はどうだったかというと・・・

私は7人中3番目だったので、前の2人の演奏を聴いて「ヒェー うまいなぁ~~」と感心しているうちに自分の番がまわってきた。

みなさんの服装と演奏曲目に圧倒されっぱなしで、あまり演奏にまで気が回らなかったのかよく覚えていない。

楽譜も用意していただいた譜面台において、老眼鏡もかけて何も考えずに弾いた。音抜けが2,3か所あったような気がするけれど、大きなミスはなく、あんなものかなぁと思う。

とにかく、レベルをあげないとハナシにならんわぁ。

尚、自分の演奏が終わったら早々に引き上げないといけないので、他の人の演奏を聴くチャンスはない。これはホントに残念!

次回は(また参加するのか?!)技術をレベルアップして、ワンピースとパンプスを用意してから出直します!

神戸ポートオアシス2階