夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

3月末にフェードアウトで「さよならは言わない」または「さよならを教えて」

クラシックピアノのその都度予約制が面倒くさい

私が今お世話になっているクラシックピアノレッスンは、いってみれば、「その都度予約制」である。もっとも子どもの生徒さんには別のやり方をされているのかもしれないが。確かなのは大人の生徒さんの場合、次に待っている生徒さんを待たせて、素早く先生とのアポ取りをするか、メールで先生にご予定をお伺いしたりする。こういうやり方だというのは、お教室のホームページには書かれておらず、入会後に知った。最初からこのやり方だと知っていたら入会したかはどうかは疑問なのだが、とにかく丸2年お世話になったところで、「もう限界かな」と思い始めたのである。そして新しく見つけた先生のところへ体験レッスンに伺ったことは、先日記事にした。

kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com

体験レッスン中に4月からの入会を決めた

実をいうと、私は新しく出会った先生の指導に対する熱血ぶりに感銘し、その場で4月からの入会を決めてしまったのである。レッスン日も時間も今度はちゃんと決めてある。そして私の驚いたことに、先生は「私のレッスンは延びてしまうのです。1時間を超えないようにはしてますけれど」(私が選んだレッスン時間は45分だけど)と言われ、おまけにレッスンと次のレッスンの時間は充分に間隔を開けるようにしているとのこと。「つめつめなのがイヤなんです」

これは今の先生と正反対である。今の先生のところは回転ずしのようにひっきりなしに生徒さんがやってくるのだが。まぁ、ピアノの先生にもいろいろなタイプがあるということだろう。

退会の意向を、いつ、どのように知らせるべきか

問題は今の先生に退会の意向を、いつ、どのように知らせるべきか、かもしれない。日本の伝統、品格、礼儀を重んじた教育を尊ぶかたなら、菓子折りをうやうやしく先生に差し出しつつ、「この度は誠に遺憾ながら、抜き差しならぬ状況にあいなり、心苦しくはありますが・・・」とご挨拶されるのだろう。

しかし私にはもっともらしい退会の理由はない。今から働く気はないから「仕事」も理由にならないし、両親もすでに見送ったから「介護」を理由というのも使えない。第一、ヘタな理由をいおうとすると目が宙を泳ぎそうである。

だからといって、本当の理由を話す気にはならない。先生がきちきちの時間内に生徒を詰め込むのは、効率第一なのだろう。それに反対意見を述べれば、先生もあまりいい気はしないだろう。そうするにはそうするだけの理由があってされているのだから。

今のところ、4月以降の予約をとらず、この先生の前からはフェードアウトというかたちで消えるつもりである。そして3月のレッスン予約は2回すでにとってあるから、こちらはがんばろう、と思う。

「さよならは言わない」と「さよならを教えて

本記事のタイトルに「さよならは言わない」を書いたが、小田和正さんの同名ヒット曲があり、昨今の卒業式ソングでもあるそうだ。これはまったく知らなかった。

一方、「さよならを教えて」はフランソワーズ・アルディの「Comment te dire adieu」の秀逸な日本語訳だ。歌の大意は、「あなたに振られたけれど、私には未練があるの、だからさよならの言葉をどう言っていいかわからない」というもので、今回の状況とは全然違う。それでも昔から好きな歌であるためか、このごろこの歌が耳について離れない。

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