夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

ピアノ練習時間の数値化にまたもや失敗!

スタディプラスがまたイヤになった

50肩なのか60肩なのか、はたまたインピンジメント症候群なのか、あいかわらずはっきりしないが、この数か月、肩が不調であることに変わりはない。

どういう風に不調かというと、まずセミロングの髪を後ろでひとつ縛りにできない。

左腕があがらないからである。

そのほかジャケットを着るのが大変、セーターを脱ぐのが大変といろいろあるが、とにかくピアノは肩の負担になるため、「練習時間は1時間以内にとどめたほうがよいでしょう」というのが今通っている整骨院の見解である。

だからそれまで一日に2-3時間弾いていたピアノをまず1時間に減らし、それから徐々に肩の調子をみながら練習時間を増やしていこう、というのが最初の計画であった。

その計画達成のため、効果的なツールとして使おうとしていたのが、多くの学習者が愛用し、そしてピアノプレーヤーのなかでも評判が高いらしいスタディプラスである。

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ところが、最初から危惧していたことであったが、私はどうも数字に関すること➡数値化と相性が非常に悪いらしい。

今回、再度挑戦したスタディプラスには、早くも約1か月でほとほとイヤになってしまった。

今回の記事はまずその言い訳である。

何を弾くのか、最初から決めるのは苦手だ

スタディプラスには、別に使わなくてもよいのだが、「本棚」という自分の決めた学習材料を登録する機能があって、それにしたがって基礎練習が何分、バッハが何分、ショパンのなんとかが何分練習したかというように記録するようになっている。

最初の数日間は、「ああ、きょうはバッハを30分弾いたな、ショパンの練習時間がちょっと足りなかったかも」と反省材料にしていた。

しかし、生来移り気な性格であることから、数日するとバッハを5分弾いた後に、ドビュッシーが気になり「月の光」を5分弾く。

それから「ドビュッシーの和音進行がジャズにもあてはまるよなぁ」と思い立ち、ドビュッシーの月の光のある部分をジャズのイントロで使えないかどうか、試行錯誤する。

そのうち、ジャズピアノのレッスンで、前回先生に酷評された「The old country」のテンポルバートが気になり、それを2-3回繰り返してタメ息をつく。

こういう気まぐれをおこすたびごとにストップウォッチのボタンを押せ、というのか?

もう面倒くさくってやっていられない。

ピアノを弾き始めた時間を覚えていられない

それではもう「本棚」機能を使わず、とりあえず練習した時間だけを計測するスタイルにしてみようとした。

私がピアノ練習をはじめる時間は、朝食と掃除が終わるだいたい11:00過ぎからである。

しかしこの時間はよく宅配の「ピンポーン!」が鳴る時間でもある。

また、道路に出したゴミ箱を回収する時間でもある。

ところがウチの家からはゴミ収集車の通行が見えないため、お向かいの奥様にウチのカラになったゴミ箱を運んでもらうことも多い。

慌ててゴミ箱を取りに行き、心の中で奥様に「すんません」とつぶやき、家に戻り、「さぁー ピアノを弾こう!」と思ってピアノを弾きだす。

そして数分、数10分弾いてから、

「あれ? 私何時からピアノ始めたんだっけ?」

ここでもう、正確なピアノ練習時間は記録できなくなってしまっているのだ。

ひょっとして記事のトップに載せたようなピアノ、すなわちピアノの前面にでっかい時計が組み込まれているようなのがあれば、まだいいのかもしれない。

アリスの「帰らざる日々」をテキトーに弾いて楽しむ

もうええわ、スタディプラス

もうあんたとはつきあわへん。

私は私の好きな時間に、好きなだけピアノを弾く。

肩が痛くなったら、そのときに止めたらええわ。

だいたい2時間も弾いたらあきるやろし。

というわけで、きょうは「懐かしのメロディー」の第2弾、アリスの「帰らざる日々」をアタマのなかで音を再編成しながら弾いた。

この曲、コードはめちゃめちゃ簡単(Am➡Dm➡G7➡C  Am➡Dm➡E7➡Am・・・)なのにイイ歌なのだ。

これまで私自身、アリスのファンではなかったが、ファンだった高校時代の旧友たちのことを思い出しながら、いろいろ弾き方を変えて遊んでいると、本当に楽しい。

ピアノが弾けて本当によかった、と思う至福の時である。

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