「ピティナステップ」がすぐわかる日本人は100人に何人?
「ピティナステップ」と聞いて何であるかを即座にイメージできる日本人は100人に何人いるのだろう?
全然見当もつかないが、おそらくそれほどこの語句の普及率は高くないだろう。
そういう私だって正確に答えられるかどうか自信はない。
「他の参加者も含めた観客の前でピアノを披露し、その出来栄えにたいしてアドバイザーと称する専門家からアドバイス、または評価を受け取るイベント」でだいたいあっているのか?
調べてみればこれは1997年から始まっているから、結構歴史があるのだ。
しかし私はつい最近、2021年ぐらいまで知らなかった。
知ったきっかけはあるブロガーさんのピアノブログだから、私はずいぶんブログなるものから影響を受けているわけだね。
クラシックピアノのレッスンを再開してからも、現在の先生以外の先生からは申込をすすめられることはなかったから、これを重要視する先生と、そうでもない先生と、ピアノの先生でもいろいろなのかもしれない。
はじめてのピティナステップは「23ステップ」
はじめてのピティナステップは「23ステップ」というコースで、演奏曲目は難易度に従って選ぶものだった。
よくわからないが、そのときは英検や仏検のように、易しいものから受けて難しいものへ挑戦していくものと思っていたからである。
それで今年の4月には、好きなドビュッシーのパスピエを弾いて、「発展5」の合格証をいただいた。
もらったのはいいが今後のことを考えると、「発展5」の上のステップは「展開1」「展開2」「展開3」しかなく、演奏曲はどれも超難しい。
え、そしたらこれから弾くものがないやん?
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
先生からはフリーをすすめられた
ところが今の先生からは、「12月に申し込むピティナステップは『23ステップ』よりも『フリー』がいいわよ」と言われた。
フリーというのは難易度に関係なく、自分の希望する曲を弾くものだ。
先生がこちらのほうを推奨する理由は、
「『23ステップ』の難易度区分なんてあまり意味がない。
難易度の低いものでも難しい曲はいっぱいあるから。
全音ピースの難易度A・B・C・Dといっしょ」
と言っていた。
それに「23ステップ」の合否判定も、じつは忖度大ありらしい、といううわさレベルの話もある。
一方、フリーなら合否はないが、Bravo・Great・Fine・Almost という4種の「感想」がもらえるとのことなので、どっちにしたって人間の「承認欲求」は満たされるのではないか?
しかしこれはどちらも経験してみないと、本当のことはよくわからない。
申し込みの決め手は料金体系
ところがよく調べてみると、今度は絶対に「フリー」にしよう!という根拠が見つかった!
それは申込料金の違いである。
「23ステップ」ではレベルにより料金がわかれており、「発展4-5」を例にとると¥12,500、「展開1-3」で¥15,500する。
ところが「フリー」では演奏時間によって料金がわかれているので、5分で¥10,500、7分で¥12,500、10分で¥15,500 なのだ。
これだとフリーのほうがおトク感があるではないか?
ドビュッシーのパスピエは4分30秒ぐらいだから、もしフリーで弾いていたら¥2.000節約できたのだ!
しかしこの料金体系の違いはどこからくるのだろう?
合格証書と参加証書、合格シールと参加シールの紙質と印刷コスト?
まさかそんなことはないでしょうが。
とにかく何事も経験してみないとわからないので、今回はいそいそと「フリー」で申し込んだ。
それでもWeb通帳を眺めると¥12,500 はお安くない、と考え込んでしまった。
大人の趣味ピアノも結構高くつくものだ。はぁ~