夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

まさかのレッスン延期で自主練の計画をたてるしかない

ドビュッシー「ベルガマスク組曲プレリュード」楽譜計6ページ

まさかの当日レッスン延期はしかたがない

クラシックピアノのレッスンがある日はふだんより30分は早起きしなければならない。

といっても8:15なんだけどね。

ところが、その日の朝、ラインの着信音が枕元に置いているスマホから鳴ったのを耳にした。

時計をみると7:25だ。

「あれ、東京のほうで地震があったのかな!」(姉の一家は首都圏に住んでいる)と一瞬思い、老眼の眼を凝らしてラインをタップすると、クラシックピアノの先生からで、

「家族にコロナ陽性者がでたので、本日のレッスンは延期させてください」

とある。

あんれまあ!

失礼ながらいまどきになってコロナに罹るひともいるのだ!とちょっとビックリ。

私にとって、起床には早すぎる時間だったが、

「了解いたしました。先生もどうかご自愛ください。またのご連絡をお待ちしております」的な返信をしたが、そのあとなぜか気がぬけてしまった。

学生のころは休講だと、「やったぁ」とばかりに嬉しかったのに、今の私はレッスンがないとしおれたサラダみたいになっている。あれ、トシがいって進歩したのか?

だってせっかく練習したのになぁ。

曲がまったく進んでいない

考えてみると、前回のレッスンも「毎日の練習12か月・1~うたう指づくり」と、ショパンプレリュード4番のペダル奏法だけで時間がいっぱいになってしまい、結局フランス組曲5番もまったく見ていただいていない。

ようするに、全然曲がすすんでいないのだ。

今の弾き方のままでは、曲ばかりやっても大した違いがないのはわかるが、膠着状態が続くのもモティベーションがさがる。

今年もバッハコンクール受けたいのになぁ(予選落ちがまったく凝りていない)。

1曲を完全に弾けるようになるには約8か月はかかるから、もう今から準備を始めないといけないのに。

kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com

ピティナステップの曲選びも難航

それになんだかんだいってもピティナステップも受けたい。

前回、私の本当のレヴェルがそれに見合っているか、という問題は別として、一応、「発展5」の合格証書をいただいた。

そしたら次は、その上のランクである「展開1」を目指したくなるのが人情やおまへんか?

しかし、ランクがあがるほど、私好みの「演奏時間が短く」「軽快で」「小粋でしゃれた」曲は少なくなる。ほとんどの曲が「難しく」「長く」「大仰で」「もったいぶっている」のだ(ファンのかた、ごめんなさい)。

ドビュッシー ベルガマスク組曲プレリュード

ここでピティナステップ用の曲候補にあがるのが、私の場合、またしてもドビュッシーである。

好きな曲のレベルを調べると、譜読みが簡単な「」がなんと展開1-3になっている。

え、ウソでしょ。そしたらどんだけ表現できなあかんの?聴衆をみな催眠術にかけるぐらいの?

月の光」も同じく展開1-3になっている。でも発表会ならまだしも、ピティナステップで「月の光」とはベタ過ぎないか?(私の偏見かもしれないが)。

一番やってみたいのは、「ゴリウォーグのケークウォーク」だが、これは残念ながら、発展5が最高レベルだ。

そこで目を付けたのが、ベルガマスク組曲のプレリュードである。

マリア・ジョアン・ピレシュの「ベルガマスク組曲 プレリュード」

プレリュードは楽譜ページ数にすると6ページ。ぎりぎり譜面台に載せられる枚数。そして私の暗譜能力の限界でもある。

ちょこっと弾いてみたが、やさしいとまでは言わなくても、これがなんで「パスピエ」よりレベルが上なのかよくわからない。でもおエラがたが決めたのだから、本気で弾き始めると、悶絶しそうなぐらい難しいのだろうね。

まだこれをピティナステップの候補曲に決めたわけではないが、先生とのレッスンをあてにせず、自主練で仕上げていかねばならない。まぁ、もう充分に大人なんだから、それくらいはできないと!

それでは現在のお気に入りの、マリア・ジョアン・ピレシュの演奏で、ドビュッシー

「ベルガマスク組曲 プレリュード」をどうぞ。

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