きょうのピティナ・メールニュースはすぐに読んだ
今年4月に初めてピティナステップに参加してからというもの、「ピティナ・メールニュース」というニュースレターが頻繁に届く。
内容はコンクールの参加要項だったり、ピアニストへのインタビュー記事、各種セミナー関連の案内など多岐にわたるようで、ピアノを趣味とするからにはひとつひとつ丁寧に読んでいってもよさそうなものだが、なぜかすぐに私は「ごみ箱」に捨ててしまう。
いわゆる「断捨離」ブームが始まる前からなんでもかんでもすぐ捨てることで、家族の間でも有名な私なのだが、こういう緊急でないメールを受信トレイに放置しておくと、本当に大事なものがすぐに見つけにくくなるのでイヤなのだ。
それに「後で読もう」と思っても、思い出して絶対に後では読まないことは経験上、わかっている。
ぱっと見たときに引き付けられるものがないと、もうそのメールはゴミ箱行きの運命なのだ、私の場合。
ところがきょう受信した「ピティナ・メールニュース」はタイトルだけみてすぐクリックし、繰り返し読んでは唸ることになった。
そのタイトルとは「こんなステージ発見しました!~継続100以上の大先輩へ聞く!」である。
ピティナステップのステージポイントが100以上が50人以上
わざわざ上記の記事をクリックするのが面倒くさいひとのために、かいつまんでご紹介してみたいと思うが、驚くことに1997年に発足以来、ピティナステップのステージポイントが100以上(おおざっぱにいって100回以上ピアノのステージに立ったということ)保持する方が50名以上いらっしゃるとのことである!
一口にステージが100回というが、参加料金は7,000円(プレ導入)から25,000円(フリー15分)とさまざま。
あいだをとってわかりやすく1ステージを10,000円としても、100回だと1,000,000円!
ピアノという楽器プラス、レッスン受講料プラス、楽譜プラス、所属しているお教室の発表会参加料金にプラス1,000,000円!
いやぁ~芸事を極めるというのも物入りなんだなぁ~
ステージポイント100以上を誇るピアニストたちへのインタビュー
ついついおカネという下世話なほうへハナシがいってしまうのはよくないね。
実際、ここでインタビューされているステージポイント100以上を誇るピアニストたちのインタビューには感心させられることばかりである。
特にトップに掲載されている方のインタビューでは、「ステップはコンクールやコンペとは異なり、他人との優劣をつけられ否定される場ではないのも魅力」とおっしゃっている。
まことに説得力があり、ピティナステップの幹部が聞いたら泣いて喜びそうな賛辞である。
ピアノ歴が40年以上というこのかたは「ピアノを続けていられるのは、家族が元気で、自分も元気で、仕事も多忙ながらもなんとかピアノに取り組む時間を捻出できている」となんとも謙虚である。
また「将来音楽の道にすすむわけでもなし、コンクールで実績をあげられるわけでもないのに、レッスンで真摯にお相手くださる指導者の先生に感謝」ともおっしゃられているので、指導の先生は教授冥利に尽きるだろう。
しかし・・・
さる筋から聞くところによると、このかたは過去にコンクールでも華々しい成績を収められており、アマチュアながらリサイタルも開かれたりしているようである。
かつ、お仕事は非常に重責を担うお仕事をされているとのことである。
仕事もピアノもすごい人の共通点
なんで仕事もピアノもすごい人が存在するのか?
いったい一日のルーティーンはどうなっているのか?
お仕事何時間? ピアノの練習何時間? と聞きたいことはヤマヤマだが聞けないので、自分なりにこういう人はどんな人なのか考えてみた。
- 健康で体力がある。
- こどものときからピアノの才能を発揮し、音大に進まないことを決心したときには、ピアノの先生から「え~なぜなの? どうしてどうして?」と残念がられた。
- ご家族がみなピアノの練習に好意的で、子どもたちは「お母さん、きょうはコンビニ弁当でいいから練習しなよ!」といってくれる。
- いつなんどき練習してもよい環境で、まちがっても防音対策にアタマを悩ますことがない。
そしてこれが一番大事なのではないかと思うのだが、
- とにかくピアノを愛していて、ピアノを弾かない日があるとすると禁断症状に苦しむぐらい深く愛している・・・
のではないだろうか?