フランスでもトップニュースは日本の地震
観測史上初めてのナントカ、という文言にはもう慣れ切った感があるが、元旦に地震、それもマグニチュード6とか7とかの地震が起きた例なんかあるのか?
少なくとも私が生まれてからはない、はずである。
フランスの公共放送、「France2」の20時テレビニュースでも、1月1日のトップニュースは日本の地震だった。
下はいつもシンプルな服装が私のお気に入りのキャスター、アンヌ=ソフィー・ラピさん(Anne-Sophie Lapix)。
「日本は世界でももっとも危険にさらされている国の1つだが、日本人は地震に慣れていて、備えもよくされているので、一般的に被害者数は少ない」とのご説明である。
下の図は「日本は非常に活発な地殻変動プレートの接合部に位置する」と専門家による説明がされているところ。
こんなのを見たら、「どうして日本人はこんな危険なところに住んでいるのだろう?」と思われるだろうな。
西宮の廣田神社にはたぶんもう行かない
地震が発生した翌日のきょう1月2日。
兵庫県南部はまことに気持ちのいいお天気だった。
私と夫ちゃんは阪神タイガースが毎年、シーズン前に必勝祈願に訪れることで有名な西宮市にある廣田神社に行ってみることにした。
提案したのはもちろん私である。
実は長年の阪神ファンでありながら、廣田神社は交通の便がいまいち良いとは言えないため、行ったことがなかった。
そのため長年の不義理を果たそうというわけである。
しかし阪急電車の夙川駅で下車後、私が道を間違えたため、ケンカになった。
まあ、こういうのはいつものパターンなので驚くべきことではない。
さらに廣田神社は屋台の数が非常に少なく、関東の大宮氷川神社の賑わいを知る私たちにすると実にしょぼい。
「関西はやっぱり田舎だ」と彼が言うので、プライドを傷つけられたような気がする私とまたケンカ。
屋台でがっかりした私たちは多分二度と廣田神社には行かないだろう。
「阪急西宮ガーデンズ」の混み具合に辟易する
ところが神社からの帰り、西日本一のショッピングセンターと言われる「阪急西宮ガーデンズ」に寄ると、「どこが田舎やねん」という人、人、人の混雑ぶりであった。
フードコートで何か食べようと思ったが、とにかく空いている席がまったくない。
途中買い物をしながら2時間ぐらい待って、やっと私はサーモン丼、彼は唐揚げ丼にありついた。
しかし少量で高い。
あまりおいしいとも言えない。
人が多すぎてうるさすぎて、まったくゆっくりできない。
しかしこれしきのこと、地震で避難されている方の不便さを思えば、文句を言うとバチがあたりそうな気がする・・・
災難続きの正月で今年はどうなることやら
「もうこれからはお正月には出かけない」
と決心して家に帰ると、こんどは羽田空港で日航機が炎上しているニュースが飛び込んできた。
いったい何という正月なんだろう?
こんな年明けで日本は大丈夫なんだろうか?と思いつつ、年末から練習しているスカルラッティのK466の譜読みは終わり、一応音をだすだけならスラスラと弾けるようになった。
さて難しいのはこれからなのだが、呑気にピアノなんか弾いていていいのだろうか?
といっても他にすることはないのだけれど。