理論を無視してアドリブしているから頭打ち
まったく情けない話だが、私はいまだにジャズ理論に詳しくない。
そりゃコードは全部知っている。
しかしコード進行によって使用されるべきスケール、つまりイオニアンだのドリアンだのフリジアンなどはうろ覚えだ。
それでどうやってアドリブを弾いているか、というと昔はコピー、つまり採譜に頼っていたときもあるが、今は100%自分のアタマの中で鳴っているメロディーを弾いているのだ。
でもこれって限界があるよね。
だからいつもこれではいかん、いつかきっと(someday=危険なことばだよね)、理論をマスターしてひと皮もふた皮も剥けたアドリブを弾いてやる!と思って、今回は「ジャズ・スタンダード・セオリー」という本を図書館で借りた。
期間内に読み切れないので早々に返却口へ
この本についてはまたあらたに別記事で書こうと思うが、本当によくできた本だ。
なぜなら実際に巷で演奏されているスタンダード曲を例にとって、細かく分析してくれているからだ。
しかし、やっぱりむずかしい。
何度読み返してもわけがわからなくなってしまった。
わからないのに読み進めると数学と同じで、理解できないままページだけが終わってしまう。
私は借りられる期間内に読み通すのは諦めて、神戸市営地下鉄花時計前にある返却口に「またね!」といいつつ放り込んだ。
これはもう、買うしかない。
【演奏動画】エディット・ピアフと坂本九
さて約束の時間まであと30分。
ここまできたらストピを弾いて帰らないともったいないよね。
あんまりいい音のピアノではないが、新神戸駅構内のよりマシだから弾いていくか!
でも何を?
そこで思いついたのが、パリオリンピックに関連した曲。
開会式でアヤ・ナカムラが歌う?歌わない?が問題になった(これも別記事で書こうと思う)フランスが誇る歌手、エディット・ピアフのヒット曲を弾くことを思いついた。
曲目は
- パリの空の下
- 愛の讃歌
- バラ色の人生
ついでに日本が誇る歌手、坂本九さんの「上を向いて歩こう」をおまけで。
通行人には完全無視されているが、この無視のされぐあいが私にはとっても心地よいのだ。
その割には「バラ色の人生」のメロディーが一部、あやしくなってしまった。
ご勘弁を。