コンクールを受けるといったときの先生の反応
「この曲で今年もバッハコンクールを受けようと思います」
と宣言した。
実は、先生に黙って受けようかなぁと思っていたのも事実なのだが。
なぜなら、先生にエントリーを告知することによって、ご指導にこれまで以上の熱がはいり、にもかかわらず結果がだせなかったら申し訳ない、という考えからである。
しかしやっぱり話しておいたほうがいいのではないか、と思った。
というのはコンクールまでたぶんレッスン回数は4-5回あると思うが、コンクールの終了以降までこの曲を弾きたくないからだ。
だからその予定を先生にも知っておいてもらいたい、という気持ちでの告知だったのだが・・・
先生の反応は、
「キャハハハハ!!」
という笑い声だった。
なんだろうね、これ。
たぶん以前、「クラシックのコンクールは私にはレベルが高すぎるので、もう受けません!」と言ったはずなのに、またもや懲りずに挑戦したいというのが可笑しかったのだろうと思う、おそらく。
そりゃあ、「予選通過を目指してがんばりましょう!!」と言われるよりはいいんだけれど。
マスターズ陸上に向けて頑張っている同級生
話は変わるが、私は高校の同級生120余名からなるライングループにはいっている。
同窓会のお知らせや感想ばかりでなく、かつての同級生の日々の暮らしがわかるのも楽しいものである。
例えばきのう、かつての男子生徒が、
「来月のマスターズ陸上にでます!」と言って、自分が走っている動画を投稿してくれた。
彼は高校時代、陸上部ではなかったのだが、今や走ることが大好きで、大学生のコーチにアドバイスをもらって練習しているのだと言う。
高校時代のタイムでは50m走、6秒台だったらしいが、投稿してくれた動画のときは8秒2だったということだ。
立派なタイムだと思うが、50年たつとタイムは2秒遅くなるのか、ふーーん。
ということは、私の指の回転数(計測不可能とは思うが)が計れるものとしたら、若い時よりもぜったい20%ぐらいは遅くなっているだろうな、と感じた。
根拠はないものの、なぜかそう感じるのだ。
だから今さら速弾きばかりにこだわるのは得策ではないだろう。
表現や情感に訴えるピアノが弾けるように目標を多少なりとも変えればいいのだろうが、どういうわけか私はテンポの速い曲が大好きなのだ。
これ、なんとかならぬものか。
驚きの自民党総裁選結果
そんなことを考えているうちに、あっというまに自民党総裁選の日となり、結果は私の予想に反したものだった。
なぜって、このかたが過去4回落選したとき、
「ああ、もう首相にはなれないだろうな」
と思ったからだ。
そう思うあたり、私の諦めは常に早いのだ。
でも石破さんは諦めなかった(ようだ)。
「いつの日か、自分は絶対首相になれる!」と信じていたのだろうか。
そのあたりちょっとお伺いしてみたいものである。
シニアではあるが年寄ではない60代
ところで陸上マスターズにでるかつての男子生徒、石破総裁、私の共通点は揃って67歳の同学年ということだ。
つまり世の中ではシニアと言われるが、それほど年寄りでもない不思議なお年頃ではないだろうか?
子どもでも大人でもない思春期と似たようなものではないかと思うのだけれど、寿命が延びた現代の60代は。
体力面でのエネルギーは減退しているものの、心のどこかで往生際が悪く、何かを諦めていないのかもしれない。