夢でささやくピアノ

ジャズピアノとクラシックピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

バーナムを活かすも殺すも指導者次第?

一か月ぶりのクラシックピアノレッスン

あすはほぼ一か月ぶりのクラシックピアノレッスンである。

本来、月2回あるべきレッスンがほぼ一か月ぶりというのは、先生のお子様がつぎつぎとご病気に罹られ、先生がレッスンどころではなくなったからである。

子育て中の働くお母さんは大変だ。

LINEで「すみません」を連発する先生に、私は「どうかあまりお気にされず、ご家族の健康管理に専念してください」と返答していた。

ところで以前習っていた先生のなかで、ご自分が風邪をひいたから、というのでレッスンが一定期間なかった先生がいた。

それはいい。誰だって体調不良はあるのだから。

しかしこの先生はその間まったく音沙汰なしだったので、私は「先生は私にレッスンをしたくないのだろうか?」とまで勘繰った(本当はそうだったかもしれない?)。

そのときの顛末はどこだったか、このブログにも書いたと思うが、あまり思い出したくない。

でも今回の先生は、お休み中こまめに連絡をくださったので、私は落ち着いて「待つ」ことが私の子育て支援だと思い、待っていた。

そうこうしている間、私は基礎練習のバーナムはすっかり怠けていた。

再開したのは、なんと先生からレッスン日のお知らせがあってからである。

バーナムで耳を鍛える

なんで怠けていたかというと、まずおおかたの基礎練習と同じく面白くないから。

あと、私は非常にアバウトな人間らしいので、ちゃんとできていないところでも、「まぁ、これぐらいええやん」で済ましてしまう傾向がある。

しかし下記の練習課題など、もう4カ月はやっているが、テンポをあげると「両手が揃っていない」という理由でNGを出され続けているのだ。

ところが私の耳には「揃っている」と聞こえる。

そして弾いたあと、先生に

「今の、揃っていないところがあったのに気がつきましたか?」

と言われ、

「??」

となる。

「これは指の練習ばかりでなく、耳を鍛える練習です。

少しでも揃っていないな、と思ったらテンポを落としてやり直してください」

あちゃーーーー!

耳が悪いというのは音楽をやるうえで、壊滅的な欠点ではないだろうか?

そこで私は再度、全身を耳にして緊張の汗びっしょりになりながら、テンポを落として再度弾く。

そして

「今のはいいです」

と言われると、心底安堵のため息をつくのだ。

バーナム2-5「きちんとのぼろう」の演奏動画

今は模範演技をYouTubeにアップしてくださっている先生もいらっしゃるので、感謝、感謝である。

www.youtube.com

バーナムには指導者が必要

バーナム自体はどれも初見で弾ける、やさしくて短いものばかりである。

ハノンやツェルニーよりもずっとやさしい。

だからもし私の先生のように、細かいところまで要求されなければ、さらっと弾けてしまうであろう。

だから使いようによっては、「あれ、こんなので効果あるのか?」と思うだろうし、初心者、また私のように細かい点にまで気がまわらない生徒には威力が発揮できないであろう。

だって、どこが問題なのかわからないし。

弾けているか?と聞かれたらいちおう弾けているのだから。

だからこの本をやるときには、いちいちフォームや脱力の具合、音色をチェックしてくれる指導者が必要だと思うのだ。

自分ひとりで弾いていると、ついつい私など

「ま、これでいいか!」

と思ってしまう。

この大らかな、というか細かいことにこだわらない性格のため、ずいぶんと世渡りではトクをしてきたように思うが、ことピアノの練習になるとあまり適しているとは思えない・・・