バーナムの基礎練習は超退屈
今年最後のクラシックピアノレッスンは12月26日で無事終了。
ドビュッシーの「月の光」を見てもらったが、あいかわらず基礎練習のバーナムはやったよ。
この基礎練習、大事なことは百も承知だが、退屈。面倒くさい。
こういうのをやっているとつくづく、根気よく思考をともなう作業に向いていないなぁ、というより、本当はそれほどピアノが好きではないのでは?と疑問に思うことがある。
でも多分、猫をかぶっているんだよね、レッスン中は。
先生からは、
「ねむいさんは真剣にバーナムに取り組んでいるので、基礎力が底上げされますよ」
と言われている。
私は神妙にうつむくばかりなのだが・・・
左中指を動画でみると・・・
バーナム2で、スケール上行をテーマにした「階段をのぼろう」と題された練習がある。
テキストではト長調(G)だが、先生のところでは移調して弾くことになっている。
つまりは調によって指のフォーム、指使いも変わってくることもあるので、そこを厳しくチェックしようとする学習目的だろうね。
移調は好きでも得意でもないが、ジャズをやるからには必須項目なので、これは他の練習に比べて比較的熱心にやっているつもりだ。
ところがきのうは、これをE♭(変ホ長調)で弾いているときに、
「左手の中指がピョコンとなっています!」
と指摘された。
先生は動画まで撮ってくれ、あとでラインでも送ってくれた。
いわく、
「ピョコンとなるということは、脱力できていないということです。
脱力できていないということは速いパッセージを弾くときにいずれ障害となります。
今のうちに治してしまいましょう」
長年の癖がいまから治るのか?
脱力できていないから指が伸びてしまうというのは、NHK「3か月でマスターするピアノ」に出演していた石丸さんと同じではないか。
でも石丸さんはこれまでピアノを弾いたことがなく、人生で初めて弾いた曲がサティの「ジムノペディ」だと言っていた。
それに比べて私は・・・
レッスンをやめたり、また始めたり、弾いたり、弾かなかったりを繰り返して、かれこれ通算すると60年近くはピアノを弾いているのだ。
そんなので今さら癖が治るのか?
いや、治るかもしれない!!
だってあれほどジャズ師から言われていた、前かぶりの姿勢が治ったらしく、最近は何も言われないんだよ!
いくつになっても「改善」は可能なのか?
これはひとつ、実験だと思ってやるっきゃなさそうだ。
問題は指くぐりにあるらしい
でも私の場合、いつでも左中指がぴょこんと伸びるかというとそうではない。
指くぐりのときだけに限られるのだ。
そしてさらにおかしなことに、右手中指は指くぐりをしても、こういう問題は起こらない。
やっぱり利き手は違うのだ。
そしてどうして左手がこんなにいうことをきかないか、というと、指くぐりをする際、左親指はあまり内側に曲がらないのだ、私の場合。
ところでネットで「指くぐり」を検索すると、指くぐりをしすぎるのはいけない、というブロガーさんの説や、その根拠となる「シャンドールピアノ教本」が紹介されている。
そしてそのブロガーさんの(たぶんピアノの先生)模範演奏をみていると、私にしたら立派に指くぐりをされているように見える。
もうこれは「シャンドールピアノ教本」を読むしかないね。
え?でもいきなりは買わへんよ。
まずは図書館、図書館。