クラシック音楽におけるリズムの位置
きょうみたNHK 「3か月でマスターするピアノ」は8回目で、お題は「リズムにのってみよう!」。
確かにリズムは音楽の3大要素のなかの一角をなすのだが、クラシック音楽において、リズムはそんなに大事なのか?という疑問が私のなかに常にある。
これはたぶん、ジャズピアニスト、小曽根真さんの言に影響されたのだろう。
どこでだったか忘れたが、小曽根さんは「ジャズではリズムが命なのに対し、クラシックではどちらかというと、リズムを消そうとしてきたようなところがある」という趣旨のことをいっておられたからである。
試しに、「クラシック音楽 リズム」をグーグルで検索してみたら、AIからのこんな答えが返ってきた。
(クラシック音楽では)「リズムよりメロディー(旋律)に重きが置かれる」
そうだろうねぇ~
だからやっとこの番組の8回目にして、リズムがあらわれるのだ。
「1と2と3と」という数え方
リズムというか、拍の数え方で、この番組でも
「1と2と3と」
という「と」をいれた数え方をしていた。
この数え方は私が子どものときからと変わっていないようだ。
ところで、長いあいだ私はこの「と」という意味がわからなかった。
このブログでもどこかに書いたような記憶があるのだが、夫ちゃんの母国フランスでは
「Un et Deux et Trois」(アン・エ・デュ・エ・トロワ=1と2と3)という数え方をすると聞いてから、「あー なるほど。『と』は英語のアンドなんだな」と納得した次第である。
ところで、関西弁では母音を長く伸ばす傾向があるので、「1と2と3と」というより、「1とぉ2とぉ3とぉ」に聞こえる。
それでさらに子どもの私にはわかりにくかったのではないだろうか?
特に神戸弁では「何してるの?」は「何しとぉん?」だしね。
寺田さん、がんばって!
さて、2人の生徒さんの進捗状況だが、石丸さんの「ジムノペディ」はほぼ完成。
反して寺田さんのショパン「革命」には、まだもうちょっと時間がかかりそうだ。
寺田さんには指を動かすだけで大変なのに、今回は休符がどうのとかいう話があって、「大変そう」とご同情を禁じ得ない。
きょうは右手の16分休符のあとの入り方で苦戦されていたようだが、あんまりむずかしいことをごちゃごちゃいわず、「右手オクターブのドは左手のレを弾くときに同時に弾きましょう!」でいいんじゃないでしょうかね?
ダメですか、本田先生?
付点をつけるリズム練習はやってみる価値があるのか?
本田先生は、16分音符に付点をつける練習も推奨されていた。
つまりタタタタという16分音符の前に付点をつけて、タータタータとしたり、あとに付点をつけてタタータターとする練習である。
たしかにネット記事をみていると、この練習をされているかたもいるようなので、一瞬その気になったのが、横山幸雄さんはやらないそうである。
それでもって、「ま、いっか~」となったのだが、バッハ パルティータ2番カプリッチョでの連続16分音符に相変わらず手を焼いている身である。
やっぱり明日から試してみようっと!
インドネシアのケチャはできなくてもいいよね!
いつも番組の最後には、ピアノに役立ちそうな体操などを紹介してくださるのだが、きょうはバリ島に伝わる伝統的な男声合唱「ケチャ」であった。
これはもうむずかしくってマネはむりむり。
たしか寺田さんは「スリリリポッポッポ」、石丸さんは「チャチャチャチャチャ」、本田先生は何だったかね?
チャチャチャの前に休符がはいってそうな?に感じたが、私には耳コピさえむりだった。
あぁ、世界は広いんだね。