夢でささやくピアノ

ジャズピアノとクラシックピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

2025年もスローなレット・イット・ビーで

新年の抱負なんかまったくなかった

長年フランス語の語学学校に通っていて辟易した質問がある。

それは、

Quelle est votre résolution pour la nouvelle année?

(あなたの新年の抱負はなに?)

というもの。

こんな決まりきった文句、日本人のほうが言いそうな気がするが、これまで日本人からきかれたことがない。

私は計画性のない人間なので、ある若いフランス人の男性講師に、

「新年の抱負なんてまったくない、いつもそう」

というと、

「ほんとうに変わったひとですね」

と言われたことさえある。

この講師は年齢は若いが、考え方はかなり保守的、伝統的なかただったという印象がある。

そこで、年齢は熟しているが、ちょっと翔んだ発想の持ち主だった女性講師に聞くと、

「フランス人はよくこの質問をするのよ。

なぜだか知らないけど。

たいていは来年こそ禁煙・禁酒するとか、体重を減らすとか、そうことよね」

と言っていた。

ちなみに私はタバコを吸わないし、お酒は体質上受け付けない。

体重は若いころこそ、もうちょっと減らしたいと思ったこともあったが、今ではそんなに食べられないので、太る心配もない。

だから新年の抱負、と言われてもねぇ~

アタマのすみからすみまで探しても、でてきそうにないのだが。

思いつきはある日突然やってくる

もちろん、こんな私にも、

「そうだ!〇〇しよう!」

と思いつくことはある。

わかりやすい例でいうと、クラシックピアノのレッスンを半世紀ぶりに受けてみようとか、ブログというものを書いてみよう、と思いついたのだ。

今思うと、思いついた時期はどちらも初夏、盛夏の頃で、新年ではない。

そしてその思いつきは「ある日、突然」私のアタマに舞い降り、実行に移す、つまり体験レッスンを申し込むとか、ブログのサービス会社を決めるまでにかかった日数は、約1週間ぐらいだったと思う。

熟慮に熟慮に重ねたわけではないのである。

こういうのって、なすがままに、というか、歌で言えば「レット・イット・ビー」ではないのか?

別に座右の銘にしているわけではなく、小室圭さんのマネをしているわけでもないんだけどね。

ポールがピアノのミスタッチ?

ところでかのビートルズの「レット・イット・ビー」だが、途中ポールがピアノのミスタッチをしているのではないか?という動画をみた。

www.youtube.com

なんでも2分59秒あたりで、ギターソロが終わって3番がはじまったところらしい。

動画の投稿者様によると、ポールはAmのコード、ラ・ド・ミを弾く代わりに、間違って一音ずらしてしまって、Bm♭5(シ・レ・ファ)を弾いてしまったかも?というのだ。

ただし、投稿者様も言っているが、おかしいわけではないけれど、というぐらいのミス(?)らしいのだが・・・

来年こそ理論に強くなる?

でもね。

私に言わせると、全然おかしないよ。

かっこええやん!

いつもいつもAmのラ・ド・ミでは、変化がなくて面白ないやん。

ここはAmの代理コード*1のEm(ミ・ソ・シ)に9thのファを加えたと解釈もできるんやないの?と私は小さい声でいいたい。

なぜ小さい声で、というと、巷には熱狂的なビートルズファンが多数いらっしゃって、私ごときが間違った説を唱えると炎上しそうだからだ(こんなブログで炎上するものか、という声も聞こえてきそうだが)

それに私はコード理論に強くない。

いや強くなりたい、とつねづね思っている。

しかし理論の本を読み始めると、催眠術にかかったように眠くなるのだ。

あ、そしたら、新年こそ理論をマスターすること、と言えるやん!

そうや、私にも「新年の抱負=une résolution pour la nouvelle année」があるやんか!

というのが、きょうの記事のオチ。

でも基本の生き方はやっぱり、「Let it be (レット・イット・ビー)だと思う。

それもスローなやつ。

www.youtube.com

 

*1:構成音が似ているコードを元のコードの代わりに使用すること