オリヴィア・ハッセーさん亡くなる
オリヴィア・ハッセーさんが亡くなった。
このかたには驚かされることが多かったが、その最後が訃報だとはね・・・
最初に驚かされたのはその美貌。
デビュー映画の「ロミオとジュリエット」は1968年製作らしいが、日本での封切りはもうちょっとあとだと思う。
だって私の記憶に間違いがなければ(古いことはよく覚えていてかなり正確)これは中学生のとき、はじめて学校の友だちと映画館へ見に行ったんだよ。
映画の料金は500円!
オリヴィア・ハッセーさんの美しさ、可憐さはもちろん、共演のロミオ役のレナード・ホワイティングさんのカッコよさにも、映画全体の雰囲気、ニーノ・ロータの音楽にも魅せられた私は、この映画のチラシでブックカバーを作って愛用していた。
主題歌のサントラ盤レコードも買った。
だけどどれもこれも結局、捨てちゃったんだよね、残念。
布施明さんとのご結婚には腰を抜かした
次に驚かされたのは布施明さんとのご結婚。
これについてはすでに以下の記事で書いているのでいまさら詳しくは書かない。
だけど、びっくりしたよね。
私だけではなく日本中のみんなが、だったと思う。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
ひとつ付け加えるとしたら、お二人が結婚しているとき、布施さんはあまり売れていなかったように思う。
でも私が美容院で読む週刊誌の記事では、オリヴィアさんはいつも、
「アキラは大スターだ!」とか
「アキラの英語は日ごとに上達している」
みたいにベタ誉めで、旦那さんの悪口はまったくなかったので、ちょっと感心していた。
未成年への性虐待で訴訟
最後は、映画「ロミオとジュリエット」の未成年ヌード撮影問題で、相手役のレナード・ホワイティングさんとともに、近年になってから映画会社などを訴えたこと。
これって結果はどうなったんだろう?
撮影当時、彼らはほんのティーンエージャーだった。
だから高名な監督から「ヌードにならなければ映画は成功しない」とプレッシャーをかけられ、いやいや同意したのだと聞いている。
でも世の中は変わり、未成年への性虐待への世間の認識も変わり、「これをこのままにしておいては死んでも死にきれない」と思って訴訟に踏み切ったのだろうか?
私にとってのジュリエットはオリヴィアさんだけ
ところで映画「ロミオとジュリエット」は再三映画化されており、特にレオナルド・ディカプリオがロミオ役を演じた1996年版は特に有名なようだ。
でも私は見ていない。
別に見てもいいんだけど、レオ様の演技達者は認めるんだけど、ジュリエット役がどうもねぇ~
やっぱり私にとってはジュリエットは永遠にオリヴィア・ハッセーのイメージなのだ。
下に貼ったのは、ふたりが出会う舞踏会で、手のひらの手のひらを重ね合わすシーン。
この映画は数年前にも見たのだが、やはり中学生のときに見た印象と少し違っていた。
とにかく主演のお二人、とくにジュリエットのオリヴィアさんが、容姿も声もあまりにも幼くてびっくりしたのだ。
こんな思春期から70代までジュリエットを演じ続けるのは大変だったのかもしれない。
オリヴィアさん、どうか天国でごゆっくりお休みください。