フランシス・レイ作曲の「白い恋人たち」
先週ちょっと暖かかったかな、と思ったらまた雪である。
でもそれこそ「ほんの少しだけれど」なのだが。
そこで先日、「白い想い出」という歌についての記事を書いた時、ちょこっと「白い恋人たち」についても言及したことを思い出した。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
繰り返すようになるが、「白い恋人たち」とは1968年のグルノーブル(フランス)冬季オリンピックを記念してつくられたドキュメンタリー映画の主題歌である。
作曲者は「男と女」「個人教授」「雨の訪問者」「ある愛の詩」の作者、フランシス・レイ。
このかたは1960-70年代にかけてビッグヒットばかりを連発していた。
まさにフランスの筒美京平である(誰も言っていないけど)。
当時小学~高校生だった私は大いに感化され、フランシス・レイのことをモーツァルトのように崇拝していた。
ところがですよ。
「たち」と「達」の違いはあるので、まぁいっか、と思ったりもするのだが、何も桑田さん、似たような題名にしなくたって・・・といいたくもなる。
そして「白い恋人」で検索すると、北海道産の有名チョコレート。
これはまあいい。
だっておいしいもん。
そしてホワイトチョコレートを「白い恋人」としたのはなかなかセンスあるネーミングだとも思う。
かたやきょうの記事の主題歌「白い恋人たち」。
かつては街角のどこにでも聞こえていたあのフランシス・レイのメロディーが、最近とんと聞かれなくなったというのは昔のファンとしては淋しいではないか。
この曲をご存じないかた、ぜひ一度お聞きください。
「白い恋人たち」サウンドトラック
グルノーブル冬季オリンピックのスターたち
1968年のグルノーブル冬季オリンピックのとき、私は12歳のはずである。
あの頃の私が賢かったのか、それとも実にしょーもないことをしっかり覚えているという子どもの特性のためか、この大会のスターを今でもよく覚えている。
第一に男子アルペン・スキーのジャン・クロード・キリー(フランス)
滑降、回転、大回転の3種を制すヒーローだったのだ。
スケートも容姿も、きれいな、きれいなかただった。
その私がですよ。
今のフィギュアスケート選手についてはひとりの名前も言えないし、次の冬季オリンピック大会がどこかも知らない。
人間の興味は変わるのだ。
ああ、諸行無常・・・
【演奏動画】白い恋人たち
きのうのジャズピアノのレッスンでいろいろ言われたのがモチベーション低下の原因となり、きょうはレッスンの曲はお休み。
かわりにリードシートなしで弾ける数少ない曲のひとつ、フランシス・レイの「白い恋人たち」を弾いてみた。
スヌーピー君に登場していただいたのは、ピアノの前にいてもらったら、ピアノに反射する私の顔が写らないだとう、と思ったから。
でもほとんど効果がなかったみたいで(汗)
じゃあこのテイクはカットしようかなぁと思ったけれど、せっかくお越しいただいたので、そのまま残すことに。
以下、アレンジ解説
イントロはE7➡Dm7-5でちらちら空から舞い降りてくる雪のようすを描いたつもり。
1コーラス目はオリジナルに忠実に弾いたつもり。
間奏は再びイントロのE7➡Dm7-5
2コーラス目はジャズワルツのつもり。
そしてエンディング:ちょっとどうするかで迷ったけど平行調のAで明るい陽射しが予想できるかのような終わり、のつもり。
つもりばっかりですが、よろしければお聴きください。