レッスンを録音するのはスマホ?ICレコーダー?
きのうクラシックピアノレッスンでの録音の記事を書いてから、ふと、あまたいらっしゃる大人のピアノ学習者は録音に何を使っているのだろうと気になり、ちゃっちゃっとネットで調べてみた。
すると全体として6対4ぐらいの割合でICレコーダーの利用者が多い気がする。
しかしこれはまったく私の感覚による比較で、あてにはならない。
しかしそのICレコーダーを使う理由として、「スマホの音質は悪く、ICレコーダーの音質のほうがよい」というのがあり、ちょっと考えてしまった。
私はIphoneを使っているが、それほど音質が悪いと思ったことはない。
それも非常に新しい機種ではないのだけれど。
みなさんホントに音にうるさいんだなぁ。
ひょっとして私は耳オンチなのだろうか?
それともカセットテープで育った時代のせいか?
今を去る48年前の、初めてのジャズピアノのレッスンでは、先生に言われてカセットテープを持参し、先生の模範演奏を録音しては家で繰り返し聞いたものである。
そりゃ、カセットテープの音質に比べたらスマホの音質は各段にいいに決まっている。
私がICレコーダーを買わない理由
とにかく私はジャズピアノのレッスンはスマホの無料アプリで録音している。
そしてだいたいにおいて満足している。
そしてICレコーダーを買うつもりはない。
というのは、
- 自称ミニマリストでモノをふやしたくない(スマホはいまや必需品なので持たざるを得ない)
- いくらICレコーダーが小型で軽量といっても、できるだけ持ち歩くブツは少ないほうが肩こり対策として賢明である。そして忘れ物をする確率も少ない。
このように、あれがいいか、これがいいか、と比較する場合、まず第一にそれを必要とするタイプの人間かどんなやつか、によって変わってくるのだ。
それにICレコーダーの未来ってどうなんだろう?
パナソニックやローランドはすでに市場から撤退したようだし。
でも語学学習や証拠録音の道具としてはまだまだ需要がありそうなんだけど。
再生するのはVLCメディアプレーヤー
ところで私の場合、スマホの無料アプリを使っておきながら、それを再生するのはスマホではない。
どうもスマホというやつ、私の老眼と相性が悪いようだ。
だから私はレッスン(約40-50分)を録音したら、2つに分割してパソコンに落とす。
2つにわけるのは、1回だと容量が大きすぎて、メール添付にできないからである。
そしてパソコンに落とし込んだファイルには、(2月〇日前半)とか(模範演奏)とか適当な名前をつけてVLCメディアプレーヤーで再生する。
なぜVLCメディアプレーヤーというと、それしか知らないから。
というか、VLCメディアプレーヤーだと、一定期間のリピート機能もあるし、速度もゆっくりとかにできるので語学学習に便利だからである。
本当は私と師とのあまりにしょーもない世間話は即、削除したいのだが、そういうことはVLCメディアプレーヤーの守備範囲以外らしい(夫ちゃんが言っていた)。
でもこういう世間話のほうが、あとになってみれば、自分の演奏よりも懐かしいもんだよ。
20代のころの私と、その当時のジャズピアノの先生の録音会話を聞くたびに、かつて三ノ宮の南にあったヤマハ神戸センターの、ピアノの塗料の匂いを思い出したものだった。
残念なことにそのカセットテープはよれよれになって再生不能になってしまったけれど・・・