レンタルスタジオでは暗譜OKだった
先日、私が「月の光」ばかりを弾くので、夫ちゃんから苦情がでたことを記事に書いた。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
実はあれから何度もこの問題について話し合ってきた。
彼によると、最初からこの曲はあまり好きではなかったそうだが、それでも最初のうちは許容範囲だったらしい。
ところが私はこの曲を昨年12月から毎日弾いていた。
たぶん1回30分くらい?
そして私の練習のクセとして、「月の光」➡「My favorite things」➡「バッハパルティータ2番」➡「バーナムピアノテクニック」➡「Someone to watch over me」
など、クラシックもジャズも練習曲も順不同で弾いたのち、
「あ、やっぱり暗譜が心配だ!」
と「月の光」を弾きだす。
すると夫ちゃんにしてみれば、やっと「月の光」が終わったと思ったのに、また!?となるらしい。
「とにかくもう二度と『月の光』は聞きたくない。
この世でもあの世でも聞きたくない」
ここまで言われればねぇ~
結局、私が折れた。
いつものことだけれど。
ピティナステップの本番のきょう、会場は自宅より東にあるのに、私は大雨のなか、わざわざ自宅より西にあるピアノレンタルスタジオまで足を運び、そこで1時間、月の光だけを弾いた。
たぶん5回ぐらい弾いたが、暗譜は大丈夫そうだな、と感じた。
バスターミナルで道を聞いたがよくわからない
ピアノレンタルスタジオで練習後、阪急の駅構内にあるパン屋さんのイートインスペースでコーヒーとパン2個のランチ。
ところがこれだけで902円!
902円だったら定食とか、丼とか、もうちょっとお腹の足しになりそうなものが食べられたのではなかったか?
やはりそれだけ物価があがっているのか?
ぶつぶつと心の中で言いながらも、とにかく阪急線を乗り継ぎ、目的地の駅で降りた。
事務局からのハガキによると、会場のコンサートホールは駅の東改札口をでてから、すぐ信号をわたり、左折したのち道なりに歩いて3分となっていた。
ところがホームの人の流れに沿って歩いていると、北出口というところにでてしまった。
そしてあるのはバスターミナル!
しょうがないからバス会社の窓口まで行って、
「〇〇ホールに行きたいんですけど」
と聞いてみた。
「ああ、そこは関西スーパーまで行って、花屋さんを背にぐるっとまわって・・・」
いまいちよくわからないと思ったが、丁寧に礼を言ってそこを辞した。
ところがまず、その関西スーパーのありかがわからない。
この時点で受付終了時刻まであと15分!
地図を書いてくれた親切な郵便局員
焦った私は今度は比較的大きな郵便局に飛び込み、窓口にいた男性局員に
「〇〇ホールはどこでしょうか?」
と聞いてみた。
彼は、
「あ、スマホをお持ちなんですね」
といいながらスマホ上でホールの行き方を説明しだした。
スマホをもっていても道に迷う人種が理解できなかったのかもしれない。
ところが私は焦りでアタマが混乱して言われていることがよくわかっていない(ように見えたらしい)。
とにかく礼を言ってから郵便局を出て、会場の緊急連絡先に連絡しようとメガネをさがしていると、さっきの郵便局の男性が私を追いかけてきて、紙に書いた地図をだして再度説明してくれたのだ。
ああ、世の中にはこんなに親切なひとがいるもんだねぇ。
「月の光」のツキが逃げてしまったのかも
書いてくれた地図を頼りに歩きながら、それでも私は緊急連絡先への電話を続けていた。
ところがまったく通じない。
あとで聞いてみると、会場が地下にあるため、電波が届かなかったそうだ。
結局、受付終了時間より10分遅れ、それでもなんとか間に合ったのだが・・・
もうこの時点で私は汗びっしょり。
更衣室がないので、女子トイレでロングワンピースに着替えたのだが、髪もぐしゃぐしゃになっていた。
こんなあんなで私は観念した。
「この調子で暗譜で弾こうとしたら、暗譜が飛んで大惨事になるかもしれない。
やっぱり『月の光』の『ツキ』が私にはないんだ」
とがっくり。
ああ、トシのせいか、すっかり守りの姿勢になったもんだ。
そしてきょうのこの迷い道事件は絶対、今夜夢にみるだろうな・・・