紅葉が美しくても寒さのせいで散歩できない
紅葉が美しい季節になった。
ウチの近所なんかあちこちの樹木が真っ赤になったり、黄色になったり、それはそれは美しく、散歩していても目移りがするほど楽しいのだが、いかんせん寒い!
特に風のある日などは、衣服を貫いて寒気がはいってきそうで、そんな日に散歩などをするとかえって風邪をひいてしまうのでは、と思う。
だからここ数日来、昼食後の散歩に出かけていない。
一日中家にいると、
「あー、こんなことをしていると脚が弱って後期高齢になると寝たきりになるかも」
と心配になってくる。
そしてなまじ田舎に住むより、街中に住むほうが気軽に買い物に出かけられるから、運動になっていいのでは?と思う。
例えば大きなショッピングセンターだと、ウィンドウショッピングだけで結構運動になり、雨の日も風の日も問わない。
そして暑い夏の日も、日焼けでシミをつくる心配もない。
何よりも足に良い運動はスクワット?
知人が以前、転倒が原因で足を骨折したとき、整形外科にリハビリのためしばらく通っていた。
そこのお医者さんが言うには、脚の筋肉を鍛えるためには、ウォーキングよりもスクワットだ、ということらしい。
「ウォーキングって歩き方によってかえって足を悪くすることもあるのよ!」
とも言っていた。
この場合、足を悪くするとは、タコ、魚の目、あるいは外反母趾がひどくなる、という意味らしい。
その点、靴をはかない室内でのスクワットは筋トレに最適だそうだ。
しかしねぇ。
スクワットってホント面白くない。
面白くないから全然続かない。
せいぜい10回がいいとこである。
私がガマンできる退屈さは10回まで、なのでとにかくいたるところのスキマ時間でスクワットをやるようにしてみた。
朝、パンがトースターの中で焼けるまで・・・10回。
朝食後、歯を磨くために洗面所に立ったら・・・10回。
掃除が終わってさあ、そろそろピアノの練習を始めようかなぁ、でもその前にお茶を一杯・・・10回
こういう風にやっていくと結構な回数になるのだ。
でもいつまで続くのやら?
ドホナーニは確かに効果あり、と断言できる
スクワットの効果はいまだ謎であるが、ピアノに関してスクワットに負けず劣らず退屈な教則本は「ドホナーニ」だと思う。
これについては「効果あり」的な記事を書いたのが、またまた長続きしなかった。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
しかしバッハのパルティータ1番で左手トリルが全然うまくいかなかったとき、藁にもすがる思いでドホナーニにすがったのである。
やり方は以下の動画、イタリア仕込みのHarunaさんが言っているように、1番はむずかしいのでそこそこに、主に2-8番である。
そしてHarunaさんは全然言及していないが、私は片手ずつ練習している。
ちょっとハナシが横に反れるかもしれないが、ハノンでもスケールでも両手でやることの意味が私にはよくわからないのだ。
だって、実際の曲で両手でユニゾンで弾くことってあまりないでしょ?
それにどっちかの手が苦手な箇所を補完していて、苦手な場所がよく聞こえない、ということもあるのでは?
まあいい。
結果・・・今は左手トリルが全然苦手意識なしに弾けるようになった
(場所が違うせいか、右手は今でも苦労しているが)。
怠け者で飽き性だからこその練習
そして最後にこれが怠け者で飽き性の私だからこそできることなのだが・・・
ふだん私はあらゆる楽譜、コード譜を譜面立てに出しっぱなしにしている。
そしてバッハを例えば2回通したとしたら、次はジャズのイントロだけ数回弾く。
次はシューマンのまんなかへんを弾いて(約5分)、ああそうだった、と思い出し、ドホナーニの2-3番だけやってみる。
そして
「わーーもー退屈!」と叫んだあと、突如「ムーンリバー」を思い入れたっぷりに弾きだす。
こんなやり方はとてもひとさまに自慢できないが、それでも2時間ぐらいは飽きもせず、アッというまにすぎてしまうのだ。
これも「こんなやり方ではいかん」と危機感をもち、改善する日がくるのか?