「ドホナーニ指の練習」は効果あり
いままで結構、「ドホナーニ指の練習」にケチをつけるような記事を2本書いてしまったので、きょうはちょっとその罪滅ぼしをしたいと思う。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
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結論から先にいうと、「ドホナーニ指の練習」はハノン、ツェルニー、その他アルペジオなどの基礎練習に勝るとも劣らない効果がある、とは素人の私には断言できないが、それでもやっぱり効果はあったのだ!と思う。
ツェルニー30番No.18の15小節目はどの指で弾くか
それはツェルニー30番の中のNo.18で効果を発揮した。
私が現在持っている音楽之友社の楽譜では、No.18の15小節目には、なんの指番号の記載がない。
しかし、理想を言えば、ここは♭ラの2分音符を3の指で押さえ、♭シドは4545で弾ければいいのではないか?
なぜなら、前の14小節目ではソの2分音符の保持音が2の指になっているので、次の小節の♭ラを3の指で弾くと、うまくレガートでつながるからだ。
ところが私はこれまで、♭ラを3の指で押さえ、♭シドを4,5の指で弾けなかった。3を動かないようにしっかり固定しようとすると、4,5の指が「私たちも!」といったように、動かなくなっていたのだ!
ここでそんな問題に遭遇しなかったかたが、本当にうらやましい。そういうかたは指に筋力があって、指の独立がちゃんとできていると思われる。
それに比べて私の4,5の指はダメだなぁ。3の指に依存していて、3の動きに合わせたがっていたのである。
それがなんと、「ドホナーニ指の練習」の1番を片手ずつ、各5回ぐらいを毎日繰り返したら、20日ぐらいで4,5の指が独立を果たしたのである!
4,5の指、独立バンザイ!!
したがってきょうは、私のサラダ記念日、ではなく4と5の指の独立記念日なのである。
ツェルニー30番は簡単か?
一般的にはツェルニー30番という練習曲集は初級後半~中級レベルの学習者が取り組むべき課題、になっていると思う。
この私も、小学校5,6年でツェルニー30番の楽譜の最後ページに大きな丸をもらい、「合格です。」と言われたので、一丁あがりぃと思い、なんとその楽譜は捨ててしまった!
ところが、2年半ほど前にクラシックピアノのレッスンを再開した折、基礎力の不足を感じ、あらためてツェルニー30番の楽譜を買いなおした。
40番も買いなおしたが、40番はNo.23あたりから譜読みがむずかしくなってしまい、根気がない私はいつもここで挫折してしまう。
そこで30番に舞い戻るのだが、譜読みこそ簡単ではあるけれど、16分音符、32分音符を粒を揃えてきれいに弾くのはそんなに簡単ではないと思う。ただ音を出せればよい、と思っていた子ども時代って幸せだったのかなぁ。
川添文さんのツェルニー30番No.18
ところできょうの「オチ」になるのかもしれないが、さきに書いたツェルニー30番のNo.18の15小節目、別に3の指でなくても良かったかもしれない。
私がよく参考にさせていただいている川添文さんの動画を拝見すると、ここは2の指で弾いていらっしゃるからである。しかも前の小節とレガートにつながっている。
どうも私はこだわるポイントがずれているのか?でも、とりあえず4と5の指が独立→自立しそうだから、ドホナーニも細々と続けることにしよう。