夏には飽きたけど「ワン・ノート・サンバ」
次回のボーカルレッスンのお題は夏らしく、「ワン・ノート・サンバ」。
もう夏には飽き飽きしているけどね。
先のレッスンでの最後に先生が、
「これはポルトガル語もありますが、今回は英語でやろうと思います」
と言った。
あたりまえやん。
と私は思った。
ボルトガル語なんて、その道のクロウトでないかぎり、ご縁がないに決まっている。
先生は、「音源は誰でもいいので、とにかく何かをレッスンまでに聴いておいてください」。
さぁ、誰のがいいのかなぁ。
有名な曲だから、きっといろいろありすぎて選ぶのに困るだろう、とそのときは思った。
セルジオ・メンデス&ブラジル66の「ワン・ノート・サンバ」
まずこの曲で有名なのはセルジオ・メンデス&ブラジル66。
しかしこれは恐ろしくテンポが速い。
♩=200はあるのではないか。
これぐらい速いと、サビの歌詞の以下のところの口が廻らない。
There’s so many people who can talk
And talk and talk and just say nothing
Or nearly nothing
I have used up all the scale I know
And at the end I’ve come to nothing
それに伴奏は先生のソロピアノだけだから、パーカッションなしでこのテンポは無理とちゃうかなぁ。
次!
ステイシー・ケントの「ワン・ノート・サンバ」
お次に目をつけたのはステイシー・ケントである。
この人の声って特徴あるねぇ。
お年はすでに57歳だそうだが、少女のように可愛らしいキュートな歌声。
しかしこのかたの「ワン・ノート・サンバ」はオリジナルとちょっと違った凝ったアレンジがされていて、おまけにキーはEと以外に低いのだ。
松田聖子も歌っている「ワン・ノート・サンバ」
困ったなぁ、意外に英語よりもポルトガル語のヴァージョンが多くてお手本が見つかりにくいのだ。
そんななかでアップルミュージックで見つけたのは、あの松田聖子!
そりゃね、かつてのアイドル脱皮ということで、最近はジャズにも挑戦していることは知っている。
だからこのブログの過去記事にも書いている。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
しかし私にはどうも松田聖子というと、かつてのアイドルで、曲も「青い珊瑚礁」とか「赤いスイトピー」ぐらいしか知らないし、私生活のイメージもスキャンダルが多すぎてそれほど好感を持っていたわけではないのだ。
しかし実際に聴いて見たら意外に?といっては失礼だが、悪くなかった。
もちろん歌そのものは私よりずっとうまいわけだし、英語の発音も自然な気がした(そういえばアメリカでもデビューしたんだっけ?)
ただちょっと、やっぱり松田聖子らしい、と思ったのが、間奏の「ラララーララーラララー」の声の出し方が、「ああ~私の恋は~みなみの~かぜにのって走るわ~~」というところと同じに聞こえるところ。
だからいいのか?
セイコちゃんファンにとっては?
ひょっとしてポルトガル語で歌えるかも?
アップルミュージックでみつけた松田聖子の「ワン・ノート・サンバ」は*1 私のキー、Fといっしょなので、あわせて歌っていると、フランス語ネイティブの夫ちゃんが、
「どうしてポルトガル語で歌わない?」
と言った。
「だって全然知らないし、ポルトガル語で歌っても誰もわからへんもん」
「それは英語でも一緒でしょ。日本人には。
ポルトガル語の発音は難しくないよ。
特にゆめちゃんはフランス語ができるから、ポルトガル語はすぐ歌えるはず」
オーーーッ
彼に「フランス語ができる」と言われたのは、初めてではないだろうか?
じゃぁ、ちょっと挑戦してみようかな、次回?