ラテンとスィングのリズムが入り混じる「スター・アイズ」
えーと、ジャズに興味のないかた、すんません。
きのうアンサンブル練習会の反省記事を書いたのだが、案の定、1200字どころか1500字超過しても終わらなかったので、続き。
2曲目はラテンとスィングのリズムが入り混じる「スター・アイズ」(Star Eyes)。
私としては超苦手意識のある曲だが、レッスンで弾くたびに、先生は
「これは上手いな」
とおっしゃる。
え、どういうこと?
褒められているのなら素直に喜ぶべきだが、本人はほかの曲のほうがもっと出来がいいと思っているので、この差は何だろう?
まあ、ええわ。
【自撮り動画】スター・アイズと実況中継
それでは以下、自撮り動画と本人の心もよう実況中継。
- イントロ:力がはいりすぎ、テンポ早すぎ
- テーマになってやっとベース、ドラムが参加してくれた
- サビまではラテン、サビと後ろは4ビート=スィングの自分予定だけれども、打ち合わせなしなのでうまいこといくのやろか?
- さあ、ここからアドリブ:あれ、4ビートにしたいのにドラムさん、ラテンで叩いている。どうすればええんやろ? ドラムさんにあわす?
- 迷っているうちに2コーラス目になり、ドラムさんが気づいてくれたのか、それとも単に変化をつけたかったのか、4ビートになっている。
- ああ、こっからベースソロ:ちょっと楽できるなぁ
- ドラムとの4バース:4小節ごとに交替になるから4バースね、これはぼやぼやしてるとはいるところを間違えるから、気ぃ引き締めていかんと:あ、ドラムさん、気合はいっている!先生から「イェーイ」の掛け声が!
- やっとテーマや、もうちょっとや、ガンバレ!
- ようやくエンディングにこぎつけた、よかった!
このように自分ではまぁまぁの出来だったと思うのだが、拍手が微妙??
ヴォーカルさんが助けてくれた初見歌伴
やっとのことで2曲終えたところで、こんどはいよいよ恐怖の初見歌伴。
しかしこれは優しいヴォーカルさんが助けてくれた。
実は前回のレッスンの折に、
「こんどからなぁ、先生(ヴォーカルの)に歌ってもらうのはやめて、生徒さんに歌ってもらおう、と思うねん」
と先生。
「え、そしたらピアノも生徒、ヴォーカルも生徒ですか? そんなんやったらムチャクチャになりますよね!」
「ま、そうかもしれんけどな。そのほうが勉強になるやろと思てな。先生やったらなんでも歌えるやろ」
そんなわけで、私とコンビを組んで歌ってくださる方が気の毒でしようがなかったのだが・・・
「よろしくお願いします!」
と始める前、お互いに挨拶しあったが、顔は見知っているけれども、会話を交わしたことのないかたで、どうなることやら、と私の心臓は爆発寸前。
曲は「The nearness of you」。
ちょっとは知ってる曲やけど・・・あんたのそばにいるのがいちばんええねん、いう歌でしょ?難しくはないと思うけど。
私のしょうもないイントロのあと、彼女はおもむろに低音を利かせ、歌い始めた。
それに酔うひまもなく、こっちはただコードを追うだけ。
しかしいい歌というのがだんだんわかってきて、自分のアドリブもすらすらでてくるやないか!
彼女が戻るところもアイコンタクトしてくれたので、暴走せずに済み、さあエンディング!
エンディングコードは? もうIV➡IVm➡I でええわ、ちゃらららら~~ん
うわぁ 決まった!!
今持っている技量で工夫できるジャズ
しかし終わってみると、とても楽しいアンサンブル練習会だったなぁ。
みなさんとおしゃべりしながら駅まで歩いたが、きょうの感想を話しつつ、まるで模擬テストを受けたあとみたいで、解放感に溢れ、しかも学生時代に戻ったようでエエ気分やったわぁ。
やっぱりジャズもがんばろっと!
クラシックピアノで弾けないところが多いので、ジャズの練習はついつい後回しになってしまうが、自分の今持っている技量のなかでなんとか工夫できるのが、ジャズのいいところだと思う。
なんか冷蔵庫のなかに残っているもので、おかずをつくっているような?
これは先生からすれば異議あり、かもしれないが。