若くてイケメンでLGBTのフランス新首相
1月9日、フランスでは8日に辞任したボルヌ首相の後任として、ガブリエル・アタル氏(Gabriel Attal)が任命された。
御年34歳ということで、1984年に37歳10か月と28日で首相に就任したローラン・ファビウス氏を抜いて、フランス第5共和政下では、最年少の首相となる。
それだけでは、私も「ははーん、そうですか、お若いっていいですね」だけで終わるのだが、ちょっと興味を引いていることは、アタル氏がハリウッド俳優顔負けのイケメンであるということと、以前から同性愛者であることを公表していることだ。
お相手の身元も割れていて、最近は別れたのどうのという話もあるらしいが、ステファン・セジュルネ氏(Stéphane Séjourné)という38歳の弁護士であり、政治家だそうだ。
この方もなかなかのイケメンである。
いうなれば美男美女ではなく、美男×2のカップルではないか。
私がフランスについて知りたいこと
私はニュースも19時台のNHKニュースしかみないので、詳しいことはわからないが、このニュースはテレビで報道されたのだろうか?
されたとしても1分ぐらいで終わったのではないか、という気がしている。
前のボルヌ首相のときも、日本にはいまだかつて存在していない女性の首相だから、もっと日本のメディアがとりあげてもいいのでは?と思っていたが、ほとんどスルーだったように思う。
そりゃあね。
「ふらんすへ行きたしと思えど、ふらんすはあまりに遠し」と萩原朔太郎の詩集に載せられたのは1925年のことだから、フランスが日本人にとって憧れの国でなくなってから久しい。
フランスへの憧れからフランス語を習い始め、同じ単語を調べては忘れ、また調べる、といったことを飽きずに繰り返している私などはめずらしい存在だろう。
しかしね。
フランスへ移住した芸能人のことはいつまでも、セレブのパリ生活とかなんとかで日本のメディアは追いかけているではないか。
私はそういった記事は読まないが、タイトルだけはネットニュースで知っている。
そして「私が知りたいのは、そういうことやないねん」と歯がゆく思うのだ。
私が知りたいのは、一般のフランス人は、ほんとうに政治思想以外のこと、つまり年齢・容姿・学歴・性別・性的嗜好は選ぶ基準にしていないのか、というようなことなんだけど。
アタル氏起用はマクロン大統領の秘策らしい
下のCNNの日本語版では、
マクロン大統領は支持率低迷の対応策として、人気の高いアタル氏を起用した、とある。
支持率低迷では負けていない日本の岸田首相も、こんな秘策があるのかしら?
そういえば若くてイケメンということでは、小泉進次郎氏が一時とても人気があったけど、最近はあまりお名前もきかない。
それに小泉氏も御年42歳になられた、ということではもうあまりお若い、とは言えないのかもしれない。
若さと容姿では現芦屋市長に期待する
となると、若さと容姿では芦屋市の市長、高島崚輔氏26歳に期待しようかなあ。
将来、国政に進出されるのかどうかはわからないけど。
それにしても日本でLGBTの首相が誕生するのは、まだずっと先のことだと思う。
日本って西洋のあとばかり追いかけているようだが、こういうところってなかなか変わらない気がするのだが、どうだろう?