「ひょっこりひょたん島」とは
「ひょっこりひょうたん島」とは、1964年-1969年にNHKで放映されていた人形劇である。
作者のひとりは、日本ペンクラブ会長も務めた劇作家、井上ひさしさんで、ミュージカル形式をとった人形劇だったから、今思ってもかなり斬新的な番組ではなかったか。
私は当時小学生だったので、比較的よくこの番組を見ていたように思うが、ストーリーはあまりよく覚えていない。
なぜかというと、小学生には(私には?)内容のレベルが高く、理解できなかったことも多かったからだ。だから私が「ひょっこりひょうたん島」を見ていたのは、テーマソングを聞くためだった、といってよい。
「ひょっこりひょうたん島」のテーマソング
数々の子ども向け音楽を手がけた、宇野誠一郎氏作曲の「ひょっこりひょうたん島」テーマソングは、思わず踊りだしたくなるほど、楽しい歌だ。覚えやすいメロディー、リズムに加えて、サビの歌詞、
苦しいこともあるだろさ 悲しいこともあるだろさ だけど僕らはくじけない
泣くのはイヤだ、笑っちゃえ、進めーーーー!
のところが、自分への応援歌のように感じた。やっぱりね、子どもの世界にもいろいろあるもんね。
「ひょっこりひょたん島」で覚えていること
あまり覚えていない「ひょっこりひょたん島」の場面でも、ひとつだけ強烈に覚えていることがある。それは、黒メガネのダンディが、ドアか金庫か?を開けるときに、「鼻のアブラをちょっとつけて♪」といいながら、鼻をこすって開けてしまったことだ。
当時、小学生だった私は、自分の鼻をこすってもアブラがでなかったので「私はおかしいかもしれない」と悩んだのだった。その悩みは数年経つと杞憂に変わった。
思春期に達すると、私の肌は混合肌、とでもいおうか、あぶらとり紙が大活躍するほどの鼻のアブラを量産するようになったのだ。
あぶらとり紙についたアブラの跡をみて、私と姉は「ヤマニさん(当時のサウジアラビア石油相)もびっくり~~」と叫び、「このアブラは石油の代わりにならないものかしらん?」と言い合った。まことにお気楽な姉妹ではないか。
耳コピで「ひょっこりひょうたん島」を弾く
小学生のころを思い出して、耳コピで「ひょっこりひょうたん島」を弾いてみた。明らかに弾きこみ不足である。
もっと練習してから動画を投稿しようと思ったが、「ひょっこりひょうたん島」のために特別練習することもあるまい、と思い直した。お耳汚し、できればご容赦願いたい。