3曲目に弾いた「Gone with the wind」
先日、行われたジャズアンサンブル練習会で想定外のミスを連発したことは、昨日の記事に書いたばかりである。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com・
きょうは、3曲目に弾いた「Gone with the wind」について。ところで3曲目ともなると肝もすわってきて、「えい、もうどうにでもなれぃ」という気になってくる。そして緊張よりも「わくわく、楽しい」の感情のほうがまさってくる。これはやはりジャズという音楽のなせるわざではないかと思う。
結果、こちらはまあまあうまく行った。自然とひらめいたフレーズも私としては出来は悪くなかったと思う。以下、よろしければ聞いてください。
歌か小説か、どちらかが「パクリ」?
ハナシが前後するが、最初このコード譜を先生から渡されたとき、「Gone with the Wind」とあるのをみて、かのマーガレット・ミッチェルのベストセラー、そして映画史に残る不朽の名作「風と共に去りぬ」かと思ったのだ。それにしては「タラのテーマ」という副題はないし、メロディーをみると似ても似つかないし??だったのだが、先生にお手本を弾いてもらってはじめてわかった。
こちらは1937年に流行し、多くのジャズメンによってスタンダード曲となったのだが、タイトルの「Gone with the Wind」について、どっちが影響(パクリ?)されたのか、あるいは影響したのかがよくわからない、という不思議。以下、ウィキペディアにも意味深な記述がある。
この曲のタイトルが1936年のマーガレットミッチェルの小説「風と共に去りぬ」に何らかの形で関連していたかどうかを判断することは難しく、この小説も1937年にベストセラーリストを独占してピューリッツァー賞を受賞したこともあり、この曲のリリースのタイミングは偶然ではないことを示唆している。それでも、歌の歌詞は小説の主題との明白な関係はない。この曲は、この本の1939年の映画で取り上げられた音楽とも何ら関係はない。
「Gone with the wind」無料楽譜
まあ、今となってはどっちでもええわ。私はレッスンでとりあげられてからこの曲が大好きになった。なのでもっとこの曲が知られたらいいなと思い、まことに微力ながら、以下に無料のコード譜を掲載することにした。
やっぱり「初見歌伴」から逃げてはいけない
1,2曲目では痛恨のミスを重ねながらなんとか3曲目でちょっと挽回した今回のアンサンブル練習会。心残りと言えば、みなさんが苦労した「初見歌伴」から逃げたことで、ちょっとあと味の悪い思いをしたことだ。
「初見歌伴」とは文字通り、初めて渡されるコード譜でなんの練習、指示もなく、いきなりヴォーカルさんの伴奏+アドリブ、という試練である。
先生のほうもよくわかっていて、コード譜を渡しながら、「はい、今度は『恐怖の初見歌伴』です!」と宣言するのだ。それでも私をのぞく他の生徒さんは果敢に挑戦されていて、その勇気に私は一生懸命拍手を送ったのだ。
次回は私も恥をかなぐり捨てて挑戦しようっと! そのためにはどんなキーでも対応できるようにしなければ。
それにしてもジャズは楽しい。自分の今もっている技術で工夫すればどんなふうにでも変化がつけられるから、気分は最高!なのだ。