ピアノを弾いているときは夢中だから感じない肩の痛み
肩の痛みがなかなか治らない。治らないどころか、日によっては悪化している気がする。
先日のアンサンブル練習会でも、集まった仲の良い生徒さんたちに、「肩が痛くて不調やの」と言ったところ、みなさん優しい方ばかりなので、肩にカバンを掛けるのを手伝ってくれたりした。
私の出番が終わった後は、彼女たちは笑いながら、「全然、不調とちゃうやん!」と言ってくれたが、そりゃ弾いているときはこれでも大真面目、真剣勝負だから痛さなんて感じない。
ところかその翌日! 腕全体が痛いというかだるくてたまらず、湿布薬を貼りまくって凌いだのだった。
今回のリハビリのストレッチ
そして迎えた2回目のリハビリ。前回は見目麗しいお嬢さんが担当だったが、今度は眉目秀麗な若い男性(われながら形容詞が古いなぁと思う)。
どちらも親切な方なのでよかったのだが、前回のかたが教えてくれたストレッチを家でやろうと思ったとき、全然思い出せなかった。
なので今回は忘れないうちに自分でイラストを描いてみた。手順はこうである。
- 仰向けに寝て、両手をお腹の前で組む。
- 組んだ両手を痛くないほうの腕の助けを借りながら、じょじょに上にあげていく。現在では70度ぐらいまでしかあがらない。それ以上あげようとすると、イタタタタ・・・
- できたら耳のところまで腕があがるのが理想。これを朝昼晩、10回ずつぐらい繰り返す。
肩が使えないから腕や肘ががんばりすぎる
若い理学療法士氏いわく、今は状態の悪いところをかばおうとして、肩以外の腕、肘に負担がかかっており、それであちこちが痛くなるとのこと。だから積極的にリハビリをして、肩に筋肉をつけないといけないそうだ。
そしてまた気になっていたので、「ピアノが原因ではないでしょうか?」というと、「先生がおっしゃるとおり、それは考えられないでしょう」。
やはり肩の状態が悪い➡ピアノを弾くときに肩が使えない➡代わりに肘や腕ががんばりすぎて痛くなる、という悪循環らしい。
「左肩インピンジメント症候群」が病名(?)らしい
リハビリが終わってから理学療法士氏から「リハビリテーション総合実施計画書」というのを渡された。ちっこい字で書かれていたので、よくわからないままサインして控えを家へ持って帰り、家でメガネをかけてから読んでビックリした。
「原因疾患」のところに「左肩インピンジメント症候群」と書かれてあったのだ。インピンジメントって何やの?
ところでいつも思うのだが、お医者さんってどうして最初から病名を言ってくれないのだろう? 「〇〇が〇〇になっていますね」ではよくわからなくはないか?
病名さえ言ってくれれば、そのとき先生が言ってくれることがよく理解できなくても、ネットで調べて「ああ、そういうことか」とわかることもあるのに。
とにかく私は先生の「肩の腱が痛んでいます」ということばから「肩腱板損傷」と結論付けたのだが、ネット情報を調べる限り、両者は別物らしい。
そしてインピンジメント症候群を発症しやすい人とは、腕を高く上げたり回したりする動作の多い野球やバレーボール、もしくは水泳などの競技をしている人、という記述もある。
私ひょっとして、ピアノを弾くとき、腕を高く上げてから鍵盤を叩いてる? 腕を回しながら弾いている? どうもよくわからん。
素人はあれこれ悩むより、決められたリハビリに精を出せということか・・・