「英国王立音楽検定」で理論も習うつもり
4月から新しく習うことにしているクラシックピアノの先生については、「英国王立音楽検定」の日本での普及に尽力されていることは以前、記事にした。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
「英国王立音楽検定」については、私はまだまだ情報収集不足で、ここであーだ、こーだ、と感想も言えない。ただ、私の今のところの印象としては、ただ楽器の演奏に与えられるグレードではなく、試験科目に音楽理論があるのがいいなぁと思った。
ここでハナシがちょっと飛ぶが、私にとって、楽譜に書かれている音符を鍵盤で正しく押さえることができるだけでなく、その音楽の成り立ちとか時代背景を知ることができるのが理想なのだ。健康寿命があと20年あるとして、できるかなぁ~それが・・・
そこで鍵となるのが、音楽理論だが私はこれまでちゃんと習ったこともない。独学の齧りもいいところである。しかし、それを今から日本語で習うより、英語やフランス語で習うほうが一石二鳥であると思ったのだ。
「嬰へ長調」とか「変ホ長調」とかに馴染めない
西洋音楽を日本に取り入れようとした明治時代の先人の努力にはなみなみならぬものがあるだろう。私たちが今日、ピアノを習ってショパンコンクールで日本人の入賞がどうのこうのと言えるのも、先人のおかげであると思う。けれどけれど、私はどうしても「嬰へ長調」とか「変ホ短調」とかいう呼称に馴染めないのだ。だいたい「いろはにほへと」も最後まで言えない情けない日本人であることに原因があるのだろうか?
「英国王立音楽検定」のテキスト購入はアメリカのアマゾンで
「英国王立音楽検定」の理論科目には、テキストと言えるようなものがあるようだ。先生のお教室で見せてもらったのは、英語ネイティブなら幼稚園~小学生が習うようなもの。おー、確かに私はここから始めないといけない。
まだ円高であったころ、先生はまとめて購入して生徒におすそ分けをしていたこともあったらしいが、現在は「アマゾン」で買ってください、とのこと。そこで日本のアマゾンでは買えないので、アメリカのアマゾンで19ドルで買った。19ドルなのに配送料を含めると2954円もして、憎き昨今の円安、だがどうしようもない。
イラストがいっぱいのテキストが気に入った
音楽理論を習うためのテキスト、「Music Theory For Young Musicians grade 1」は数日も経たないうちに配達された。私はどう間違っても Young Musicians ではないが、この点は許してくれるよね。さて、テキストは厚さ5mmぐらいの薄い冊子で、イラストがいっぱい書かれている。嬉しいなぁ。私はイラストや写真が大好きなのだ。昔、旺文社から「ばらシリーズ」というイラストと写真がいっぱいの参考書が出版されていて、それで勉強するようになると、急に成績が上がったこともある。
最初のページをあけると、Time name として、semibreve(全音符)、minim(2分音符)、crochet(4分音符)、quaver(8分音符)とある。
うぇー、こんなん聞いたこともないよ!今からこれを覚えるって大丈夫か?
解答がついていないから自習ができるのか心配
でもうしろのほうのページをめくってみると、音部記号の clef はフランス語と同じであることを発見した。フランス語では最後の f は発音しないけれど、英語ではもちろんするよね。それから音符の note は英仏ともに同じ綴りだ。発音はまったく同じではないだろうけれど、まあ通じるだろう。こういうことを考えながら読んでいくと楽しい。
しかし困ったことに、このテキストに解答はついていないことだ。先生はレッスンでこれをやるつもりはないらしく、「理論は質問にお答えします」とおっしゃっていた。でもこんなのにいちいち質問しにくいしなぁ。自習するにはどうしたらいいのかなあ。