みなさんお米をどうしているのか
ウチで日常的にお米を食べるのは私一人である。
ガイジンである夫ちゃんは、基本的に和食が苦手なので、お米を食べるのは私が餃子をつくるときぐらい、平均月1回である。
だからウチでは5kgのお米を買えば、だいたい3か月はもつことになる。
だから今回のいわゆる「令和の米騒動」については私にとってはほとんど対岸の火事だったのだが、お米の残りが約3合ぐらいになってからさすがに焦ってきた。
まずスーパーのお米売り場はずっとカラである。
なにかの記事で、「お米屋さんにいけばある」というのを読んだが、この街に住んで4年、お米屋さんなんか見たことがない。
クルマをもっていればあちこち探しに行くことも可能だが、ない場合は配達してくれるところを探さねばならない。
米5kgなんて、私運べないよ! また50肩、いや、60肩になってしまう。
本当に、みんなどうしているのだろう?
特に育ちざかりの子どもがいる家庭では、お弁当もいるだろう。
お弁当もパンで済ませられるのだろうか?
これからは買いだめしなければならないのか
お米が売っていないことを嘆く私に、夫ちゃんはそれみたことか、とばかりに
「いつも多めに買っておかないからだよ!」
と冷たく言い放つ。
ちなみにウチはめいめいが好きなものを買う主義なので、パスタ類が好きな夫ちゃんは在庫として10kgは持っている。
パスタに限らず、彼はなんでも多めに買い込んで溜め込むのが好きなのだ。
反して、私はどこで誰に影響されたのか、トヨタのカンバン方式のよう。
必要なものを必要な分量しか買わない。
その生活スタイルをいつも彼に批判されてきたのだが、今回は「これからは何でも在庫を持ったほうがいいのかもしれない」と思い始めた。
それにしても、今回のお米の品薄、どうして起こったのだろう?
それについてテレビニュースではちゃんとした説明ってされていないと思うのだけれど、どうだろう?
お米がなければパンか麺を食べればよい?
原因の1番は新米との端境期だから、といわれていたが、それは毎年くるものだから理由になっていない。
原因の2番にお盆があったから、ともいっていた。
お盆はことし日本に初めてきたのか? ちがうやろ!
そしてさらにわからないのは、日本人の誰もが現状に対して怒っていないようにみえることだった。
私がちらちらっとみるネット記事では、
「お米がなければパンや麺を食べればいいから気にしていない」
というのがあった。
おお! 日本にはマリー・アントワネットがいたのか!?
実際にマリー・アントワネットが
「パンがなければお菓子を食べればよい」
と言ったかどうかは疑問らしいが、日本人なら
「あ、なるほど!」
と言いそうではないか。
誰に怒っていいかわからない
「日本人はおとなしいね。なんでも『仕方ないねぇ~』しか言わないから」
彼にそう言われればバカにされているようでさらにムカつく。
何にでも文句をいうフランス人がいいとは思わないが、日本人はお上に対して従順すぎると言われれば否定できない。
でも私は誰に怒っていいのかわからない。
せいぜい、このブログで小声で文句を言うだけである。
そして実はきのう、やっとコープで、店頭に少しだけ積まれた新米5kgを、税抜き2,980円で買えたのだ。
とりあえずこれでよしとするか。
私も「仕方ないねぇ~」の典型的日本人なのだ。