夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

【自撮動画】修了でも合格でもなくシンフォニア3番終わってタララッタッター

ひどい雨降りのレッスン日、駅で時間をつぶす

クラシックピアノ、2月の2回目レッスンは2月24日11時からだった。もともとメールで先生が指定された時間は14時30分だったが、2,3日前に「所用があるので11時に変更してほしい」との連絡をいただいていた。

所用」。なるほど便利かもしれない。「所用があるので、しばらくレッスンはお休みにさせていただきます」とこの先言えるかもしれないなぁ、と最近、先生を代えたくなっている私は思った。しかし、いまはまだ、休会?退会?を切り出すのは得策ではない、と考えている。できるだけ穏便に、角が立たないようにすませたいのだ。

ともあれ、24日はひどい悪天候だった。阪急の駅前で降りてから、時間調整のため、近隣にはカフェもないから、駅の改札口でボンヤリ過ごす。こんな日に、このへんの高級住宅地を歩いているのは私ぐらいのものだ。到着時間を見計らって、ベンツだかBMWだか知らないが、高級車が跳ね飛ばす水しぶきを避けながら、とぼとぼ歩きだす。

「これはもういいです」のシンフォニア3番

レッスンではお天気の挨拶もそこそこに、さっそくバッハシンフォニア3番を弾き始めた。なにせ30分しかない時間のうち、手を洗う、コートや荷物を置く、楽譜と録音のためのスマホ、筆記用具、メガネ、を用意しているとすぐに5分ぐらい損をしてしまうからだ。

前回は、はじめの数小節しか見てもらえなかったシンフォニアの3番。満を持して弾き始めたつもりだったが、ミスタッチの連続。「あーー、きょうもあかん!」と心が叫ぶ。

ところが、先生は「前回より丁寧に弾けていますね」とのこと。

前回は数小節しか弾いていないから、「それ、社交辞令でしょ」と思ったが、しおらしく「ありがとうございます」と言っておいた。

そして「これはもう、いいんじゃないですか」と言われたのだが、「いい」の意味をどうとっていいのかわからない。発話の抑揚から、「これ以上やっても、今のところ改善できる見込みはあんまりないから、いったんやめときましょう」に聞こえる。

それでもいい。いいかげん、この3番にはあきあきしていたのだ。記録をみれば1月23日からはじめて33日間、この曲だけで練習時間22時間タララッタッターにはお別れだ!

ノン・レガートではじめるとあとが大変

このシンフォニア3番だが、音源をいろいろ聞いてみると、冒頭の主題をタララッタッター(レガート)と弾く方とタタタッタッター(ノン・レガート)で弾く方と、二通りあるようだ。私は最初、バッハコンクールで審査員だった中川京子氏のを模範としてレガートで弾いていたが、途中で赤松太郎氏のを聞いてから、「こっちのほうがええなぁ」と思い始めた。そもそもそれが迷走の始まりだったかもしれない。

やはり、最初からノン・レガートというかスタカート気味で始めると、最初はよくても、全編同じアーティキュレーションで統一するというのが難しい、と先生もおっしゃっていた。

特に3番は保持音である音をずっと押さえておきながら、他の指で重音を弾くパターンが多い。この重音を同じ長さで切るというのが、キャベツの千切り並みにむずかしいのだ。まだレガートで弾いて、ところどころキャベツの皮がくっついている、ぐらいのほうがアラも目立たない。

【自撮動画】レッスン後に録画する

いちおう、終了?修了?したので、これは二度と弾かないだろうと思ったが、記録のための動画を撮っていないことを思い出したので、また家で弾くハメになった。

あらためて聞いてみると、やっはり左手の主題の聞こえ方が充分でない。というか、ついつい右が大きくなってしまうようだ。今後は主題が左手の場合、右手のボリュームを抑える、という意識でやってみようか、とお茶を飲みながら考えるのだった。

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