ブルボンのCMにカトリーヌ・ドヌーヴが出演したらしい
きのうの記事で近年のカトリーヌ・ドヌーヴが漫才師、京唄子さんに似ているなどと人によっては畏れ多いことを書いてしまったが、実は私はかなりのドヌーヴファンである。
でも映画は半分ぐらいしか見ていない。
たぶん、出演作が多すぎるのと、駄作も多いからで、レビューを読んだだけで気持ちが萎えるせいもある。
でも彼女の日本でのインタビューはほとんどみていると思う。
なかでもアラン・ドロンと来日したときのインタビューは、はらはらした。
通訳の存在はそっちのけで早口のフランス語でしゃべり倒し、あのキャスター、久米宏さんをして、
「どうやら言葉の壁は大きかったようです」
と言わしめたのだから。
しかしこの私がですよ、彼女が出演したと言われているお菓子メーカー、ブルボンのCMを見ていないのだ。
それって本当に存在したのだろうか?
下記の記事によると、カトリーヌ・ドヌーヴのCMは、ブルボンがヒット商品「ル・マンド」を売り出したタイミングで1974年頃らしい。ちょうどその頃、ドヌーヴはジャック・ドゥミ監督の作品にも出演しなくなり、女優としての今後を模索していたような時期ではないだろうか?
https://www.walkerplus.com/article/1066710/
コスパではダントツのブルボン
最初に断っておくが、私はブルボンをすばらしいお菓子メーカーだと思っている。
だいたいにおいてクオリティーが高いのに、あの安さ!
ようするにコスパがダントツによいのだ。
私が好きなのは、バウムクーヘンを小型にしたような「バームロール」。
ホワイトチョコレートでコーティングした「ホワイトロリータ」(ネーミニングもすごい)。
バターが香り高い「ルーベラ」。
チョコレートケーキのオペラが買えない時の代用品「シルベーヌ」・・・
ことに「ルーベラ」のクオリティーはヨックモックにもひけをとらないように思うが?
しかしお世辞にも高級菓子とは言えない。
その菓子メーカーがどうやってカトリーヌ・ドヌーヴを口説いてCM出演させたのだろう?
後年、彼女に「真実」という映画の出演を承諾させた是枝監督もすごいと思うが、私はこの商談を成立させたブルボンの凄腕社員の裏話をぜひとも聞きたいものだと思っている。
フォーンテーヌのCMはあるのにブルボンがない
それがなぜだかわからないのだが、そのCMの映像がどこにも見当たらない。
かつてひんぱんにテレビCMを流していたブルボンのCM集のなかにもない。
ブルボンの会社のホームページにも言及さえされていない。
ただブロガーさんの記事で、
「そのCMをみたいけれども、みる手段がない」
というのを目にするだけである。
いったい、なぜなんだろう?
だって彼女は1971年にウィッグの「フォンテーヌ」のCMに出演して、それは今でもYouTubeでみることができるのだよ。
髪の量たっぷりで、ウィッグはまず必要としないであろうカトリーヌ・ドヌーヴが起用されているというのも、なんだか笑えてくるのだが・・・
ところでこのCMのバックに流れているのは、フランシス・レイがドヌーヴに捧げたと言われる「泉の詩」である。
泉➡フォンテーヌだから、フォンテーヌというブランド名はここからとったのだろうか?
カトリーヌ・ドヌーヴ出演のCM「フォンテーヌ」
それでは若く美しいカトリーヌ・ドヌーヴの映像をお楽しみください。