バッハコンクールのことを先生に告白してしまった
12月にあるバッハコンクールに申し込んでしまった、という話は9月5日、記事にした。
kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com
ここで公言しているくせに、私はコンクール申し込みのことを先生にはずっと内緒にするつもりでいた。内緒でコンクールに出場し、もし何かの折、たとえば前回の発表会の打ち上げのような、なごやかな雰囲気になったときに、「先生、私、実はバッハコンクールにエントリーしたことがあるんですよ。いやぁ、もう緊張しちゃって、全然ダメでした。」とか失敗談を披露して、笑いをとるつもりだったのだ。
ところが、先日レッスンに行った折、先生が、「発表会は来年1月の中旬あたりになりそうだけど」というお話をなさったとき、なぜか私の口は、「先生、実は私、今年の12月にバッハコンクールを受けるんです。」という文言を発していた。自分でも信じられへんわ。ここまで滑るか? このクチ!と言いたいところだが、驚いたことに、先生のリアクションはどちらかと言えば、淡々としたものだったのだ。
「あ、そうなの? で、何を弾くの?」
「えーと、今やっているのがシンフォニア2番だから、それがいいと思って。それと15番はこないだやったけれども、むずかしすぎたから1番のほうがいいと思って・・・」
「2曲も弾くの?」
「あのですね。持ち時間が5分だから、2曲弾けることになるので。」(このへんは私の情報収集不足。ひょっとしてボロがでる確率が少ない1曲だけのほうがいいのかもしれない)
「だったらパスピエはあとでいいから、次回からはコンクールの準備にかかりましょうよ!」
腰を据えてコンクールの準備をすることに
思ってもみない展開になった。コンクールを念頭にレッスンを受けるとしたら、レッスンに至る練習にも、レッスンにも、襟を正し、腰を据えてかからなければならない。でないと先生に申し訳ない。と、ここまで書いて私はやはり古い人間なのかも、と思った。
理屈から言えば、コンクールもレッスンも、おカネを払うのは私なので私の好きなように利用すればいいのだが、なぜかそういう思考には至らず、一言でいえば、「えらいこっちゃ、どないしょー」しかないのである。
川添文さんのシンフォニア2番
いつもシンフォニアの練習で参考にさせていただいているのが、川添文さんの動画。音が綺麗だし、アングルも頭上からと横からと、両方あるのでわかりやすい。
そして私が今レッスン中の、シンフォニア2番が美しすぎて一番お好き、と書いていらっしゃる。同感、同感。でも川添先生、11番も美しすぎて涙がでません?