夢でささやくピアノ

クラシックピアノとジャズピアノの両立を目指す、ねむいゆめこの迷走記録

地下鉄新神戸駅から布引ハーブ園までの紆余曲折ハイキング

神戸市の布引ハーブ園

JR三ノ宮からスタートしたハイキング

5/22日。遠方より友を迎え、布引の滝からハーブ園までを徒歩、つまりハイキングで楽しんだ。

ちなみにハーブ園に行くには、新幹線新神戸駅近くからロープウェイを利用するのが、最も一般的な行き方。

これを歩こうとするのはきわめて少数派だと思う。

それに多くの観光サイトでは「神戸の玄関口:新神戸」からの歩き方しか説明されていない。

でもね、私から言わせれば新神戸駅みたいな、まわりに何にもない殺風景なところを「神戸の玄関」と言われたくないのだ。

なんといっても神戸の中心は「三ノ宮」なのだから。

さて、私たちはJR三ノ宮駅で合流し、地下鉄を利用して、新神戸駅に到着した。

そこでおしゃべりに夢中になった私たちは、つい手近な改札口(南口)を出てしまい、ゴーストタウンみたいな商業施設入口に来てしまったのだ。

「あ! これはいかん」

と気がついて大きく迂回し、新幹線の駅へ。

しかし歩けども、布引の滝からハーブ園までの道筋を記した看板は見当たらない。

しかたなく駅構内の観光案内所で、道を尋ねることにした。

元神戸っ子の私の面目丸つぶれである。

まぁ、しかたがない。

ハーブ園も新神戸駅も、私の子ども時代には存在しなかったのだら。

布引の滝までは歩きやすい

観光案内所でもらったマップどおりに歩くと、5分もしないうちに「雌滝(めんたき)に到着。

雌滝(めんたき)

雌滝より10分ほどで、雄滝(おんたき)に到着。

雄滝(おんたき)

ここぐらいまでは、私たちのあいだにも楽勝ムードが漂っていた。

道はよく整備され、歩きやすく、せせらぎの音を耳にしながらの森林浴。

みはらし展望台からの眺めもすばらしい。

みはらし展望台より明石方面をのぞむ

禁断の橋を渡ってしまった

しかし楽勝ムードの私たちにも試練が待っていた。

マップにも載っている「猿のかずら橋」に到着したとき、本来ならばその橋を左手にまっすぐ進むべきところ、いきおいで(?)その橋を渡ってしまったのだ!

猿のかずら橋

ここからは、ひと一人しか通れない階段状の道をもくもくと登り続けた。

途中、眼下に神戸市街と海がみえる眺望はすばらしかったが、じわじわとスクワット効果が太ももに効いてくる。

「ここで転んだらどうしょう」

まわりの枝にすがる場面も珍しくない。

10分15分ほど苦闘しているとき、行く手から若い男性が降りてきた。

「こっちに進むと、滝山城城址しかありませんよ」

ええ!! この道とちゃうかったん!!

また苦労して橋のところまで降りたところ、同じような年代の女性たちが、道に迷っているのに遭遇した。

ちょっとここはわかりにくいのでは?

案内板とか矢印とかあったかしらん?

ひょっとしてあったのかもしれないが、女性グループというのはだいたいおしゃべり優先だから、気がつかなかったのかもしれない。

よぉくマップを確認して、ようやく布引貯水池に到着。

布引貯水池

円安のせいで外国人が多いハーブ園に到着

ここまでくるともう最後の力をふりしぼるしかない。

すでにしたたり落ちる汗が眼にはいる状態。

膝はガクガク。

なんとかハーブ園入口にたどり着いたが、ランチの場所である「ザ・ハーブガーデン」まではずっと坂道を登らなければならない。

左右に拡がる美しい花、ハーブたちの名前を知る余裕もなく、がんばれ!!

ここまでくると、やたらと若い外国人グループが多いのに気づく。

ひょっとして円安だから、私たちには手の届かない神戸牛でも食べにきたのだろうか?

彼らの優雅な姿を横目に、60代大和なでしこ二人組は汗を流しつつ、昼食会場を目指すのであった。

続く