浅田真央さんのスケートに使われたワルツ「仮面舞踏会」
フィギュアスケートに使われたのが縁となって好きになった曲として、高橋大輔さん➡ピアソラの「ブエノスアイレスの冬」の他に、浅田真央さん➡ハチャトリアンのワルツ「仮面舞踏会」がある。
これも1回聞いただけですぐに好きになった。
それまでハチャトリアンと言えば「剣の舞」しか知らなかったが。
テレビドラマ「戦争と平和」でも使われた
たぶん仮面舞踏会という、仮面に顔を隠して男女が踊るパーティー(?)は西洋だけの習慣で、もともと日本にはないものではないか?
知らんけど。
でも、知らないなりにも、どこか秘密めかしく妖しげな気がして、それがすごく魅力的なのだ。
そう思うのは多分私だけではないらしく、2007年のテレビドラマ「戦争と平和」でも、ヒロインのナターシャがアンドレイ侯爵と踊る場面でこの曲が使われている(あ、でも仮面はかぶっていないね)。
ぷりんと楽譜でワルツ「仮面舞踏会」を買った
ワルツ「仮面舞踏会」は1941年に作曲、初演された劇音楽「仮面舞踏会」に使われている管弦楽なので、オリジナルのソロピアノの楽譜は当然ないはず。
というわけで私は、ソロピアノ用にアレンジされた楽譜をぷりんと楽譜で買った。
いまから3-4年前ぐらいのことである。
当時はまだクラシックピアノのレッスンも再開しておらず、気に入ったクラシックのオーケストラ用の楽譜をソロピアノにアレンジしたものを、ぷりんと楽譜で買っては適当に弾き散らかしていた。
しかし誰の批評を仰ぐこともなかったので、まともに弾けたのはひとつもなかったのではないか。
それに当時はまだ生活のために仕事をしていたし、マンション住まいだったから、ピアノは10時~20時までしか弾けなかった。
そこで電子ピアノで小さい音で、会社から帰ってから仮面舞踏会ワルツを弾いたものだ(私はヘッドフォンが使えない:どうも耳が悪くなりそうで怖いのだ)。
過去の写真を整理していたら、このときの写真がでてきた。
ぷりんと楽譜の仮面舞踏会ワルツは9ページだから譜面台に収まり切れず、段ボールをたてて楽譜を2段につなぎ、おまけにダッカールクリップで止めている、という苦肉の策である。
近藤由貴さんのワルツ「仮面舞踏会」
もういっぺん挑戦してみようかなぁ。
よく考えてみると、ウェーバーの「舞踏への勧誘」よりずっとこちらのほうが好きなのにどうして思い出さなかったのだろう。
これからはオリジナルのソロピアノ楽譜にこだわらず、トランスクリプションも視野にいれて、やりたい曲候補を増やすことにしようっと!
さて先生がいなかった時代、私が先生代わりにさせていただいていたのは、この曲ではピアニストの近藤由貴さんだ。
衣装も赤と黒で大人っぽく、曲の雰囲気によく合っている。
余談だが、このかたを見ると私は必ず小室真子さんを思い出すのだ。
よく似ていらっしゃると思うんだがなぁ。