きょうのアドバイスもよくわからなかったけれど
きょうのジャズピアノレッスン。
師はマスクをしてときおり咳もしていた。
なんでもお孫さんから風邪をうつされたらしい。
私には「帰ったらすぐうがいしーや~」といいながらも、孫のビデオをみせたりして、いつもごキゲンなかたが、さらにニコニコと言う感じ。
でも言っていることはちょっとむずかしかったなぁ。
私は帰りのバスのなかで師のアドバイスを反芻していたが、それこそ「よう、わからん」とガックリしていた。
しかし帰宅してからクラシックピアニストのSHUMPEIさんの動画をみてなるほど、と思ったのだ。
なので忘れないうちに書いておこうと思う。
「When lights are low」という曲
まず、きょうのレッスン曲はベニー・カーターというジャズの巨人でサックス奏者がつくった「When lights are low」という曲。
ミディアムスローで、お気楽なスィング感が魅力的。
こういう肩に力がはいらない、リラックスしたスィング感って簡単そうに聞こえて意外とむずかしい。
そしてコード譜をごらんいただいたらお判りと思うが、特に出だしに裏拍ではじまるフレーズが多い。
私はこういうのってすごく苦手なのだ。
ついついアタマで拍を勘定してしまう。
どこかで「日本人の98%はリズムを裏で感じられない」というのがあったが、私もまさしく典型的な日本人の一人というわけだ。
私は首を振って弾いているらしい
私の演奏をひととおり聞いた師は、
「直すとこはただひとつ! 首を振らへんことや!」
つまり私はリズムをとるのに、足でとらず、首を上下に振ってとっているらしい。
師のアドバイスを明確にするために、私は以下のような質問をしてみた。
「首を振ってリズムをとることは、見栄えが悪い他、なにがありますか?」
すると師は、
- 力が首に逃げて、音に向かっていない。
- 首が上下するということは、弾くという動作に集中していない。
- リズムは腰から下へ逃がして、表現力を外に拡げるべき
うーん、わかったようなわからんような・・・
クラシックでも首振りはいけない
家へ帰ってからさっそく、「首振り ピアニスト」で検索したら、以下の動画にヒットした。
これを作ったSHUMPEIさんはクラシックピアニストであり、動画はクラシックピアノを学ぶ初心者を対象としているらしい。
私の師の説明が不十分とはいいたくないが、少なくとも私にはSHUMPEIさんの説明のほうがアタマにすっきりはいった。
どうして首を振りながら弾いてはいけないか?
首を下に振ると、音楽の流れに乗れないから
だそうである。
この悪いクセの解決策としてSHUMPEIさんは、首を下に降る替わりに、首を上へあげることを提案していた。
首を上にあげると、音がのびやかになり、姿勢もよくなるとのこと。
そうか、あしたからちょっと意識してやってみよう。
なにより嬉しいのは首を振ってはいけないのが、ジャズ・クラシック共通であること。
タッチの違い、譜面どおりに弾く/弾かないで悩まされている身にとっては、二者の共通点は本当に助かる。